中国の人口は、約14億人。
共産党党員は、約9000万人。(毎年200万人の増加あり)
この中で、党や政府機関の党員が、約800万人。
共産党の下部組織は、全国の全ての小さいコミュニティにある。
国民全員を監視する制度は、堅固。
さらに近年、ITの活用で、スマホによる決済が普及し、
国民の大多数の友人関係や信用度が明瞭に監視できるようになった。
北朝鮮の人口は、約2200万人。
朝鮮労働党党員数は約300万人。
中国に似て、下部組織は全国の小さい村まである。
国民のすべてが監視の対象。
このような国は、
そんなに簡単に崩壊はしない。
体制に逆らう人々は、収容所送りになる。
軍と警察の力で、秩序は維持されている。
金さんは、米朝会談が不調の場合、
習さんからの支援を期待している。
これで、一息つける。
米朝会談は、そのうちに開催されるだろう。
大きな進展はないかもしれない。
今回の準備会談で、アメリカ側も北朝鮮側も、
相手方に対する情報を手にいれた。
急いでもいいことはないと、
相互に悟ったのだろう。
中国の顔をつぶさないためにも、
金さんは、核とミサイルの開発を
露骨にはしないだろう。
日本にとっては、
このぐらいのスピードが一番望ましい。
中国や北朝鮮との付き合いは、
急ぐことはない。