私の散歩コース。緑町公園。
桜が満開を過ぎ、
ピンクの花びらで化粧された地面。
公園はどこも草取りが大変。
自治会も月1回はするが、それだけでは不十分。
個々人のボランティアに頼っている。
緑町公園は、過去10年間、Yさんがダントツで世話していた。
桜の根が傷まないように、
自腹で柵などを作り、周囲の草取りなども。
Yさんが発病し、
近所の方が代わりに頑張っている。
私もいくらかは手伝えるが、わずか。
高齢者が増えたが、その半分は元気。
しかし、大多数は、退職後、社会的な活動に参加しない。
日本の大人たちは、自己中心的な生き方が染みついている。
たぶん、今の子どもたちも同じ。
教育は、自分中心の生き方を奨励する。
友達のことはかまわずに、勉強するのが一番。
いじめがあっても、知らぬ顔。
たぶん、大人の社会と同じ価値観。
学校の先生方も、同じ価値観。
とにかく無難で、事なかれ主義と先送り。
問題が生じても、見ないように。
子どもたちに、生き方の手本を示す大人がいなくなった。
元気な高齢者は、社会参加して欲しいのだが、
やることは、いくらでもあるのだが。
人との関わりは面倒だと感じるのだろう。
福祉委員をしているので、
毎日、近所をぶらぶら歩く。
洗濯ものが干してあるか、カーテンが開いているか。
一人暮らしの高齢者は、同じ境遇の人が多い。
近所で支えあっている。
一緒に買い物したり、食事を分け合ったり。
福祉委員の仕事は、
元気な高齢者に社会参加のきっかけを与えること。