人生は、人によりそれぞれ。

何が良くて、何が悪いかなど、決められない。

一見、最悪に見ても、最良の結果に至ることもある。

 

最良の結果さえも、一時的で、

実は、深刻なマグマの噴火が控えていたり。

 

誰しも、人生で、何度か、死の近辺を過ぎる。

本人が気付かない場合もある。

私も何度か経験している。

後から振り返って怖くなる体験。

ほとんど、死の淵にいたのだと。

 

生きてさえいれば大成功という、能天気な理屈もあるが、

死ぬ以外に道がない人生もある。

 

昔から多くの人が体験している。

そして、いさぎよく自死している。

 

木の枝で首を吊るのも、多く選ばれる。

比較的に楽な死に方。

私の知り合いでも数名ある。

 

本人の死の後、

周囲の人々は、事情を受け入れるのに、

長い時間がかかる。

精神的な傷が深刻で、二次的な疾患となることもある。

肉親の死は、自然死でない場合、気持ちの整理はつかない。

 

もし、その死が異常な場合。

普通の人は、気が狂うだろう。

例えば、強姦殺人を清算するための自死とか、考えられる。

 

強姦殺人では、親は損害賠償請求されるかもしれない。

一人の生命をお金で償うのだから、莫大な金額になる。

親が資産家なら少しいいけど、たぶん、破産同然になるだろう。

勤務も続けられなくなるだろう。

 

犯罪の被害者には、ここ近年、支援制度も作られつつあるが、

加害者への支援は、まだないのではないだろうか。

 

性犯罪の場合、親はほぼ無知のことが多い。

学校に通い、成績もそれなりなら、

親は、それ以上の詮索はしない。

親は、子どものこころを全く知らない。

神戸事件が典型的な例。

 

犯罪が発生して、初めて知ることばかり。

普通の親なら気が狂うだろう。

気が狂うだけならいいが、

破産やら、世間によるバッシング。

地域社会からも追い出される。

 

親に、落ち度はないにも関わらず。

子どものこころを理解できない親を糾弾していたら、

ほぼ99%の親たちが同罪となる。

 

子どもを理解するのは、

天才的な思いやりやひらめきが必要。

普通の親には、そんな才能はない。

 

学校の先生たちにも、そんな能力はない。

親とだいたい同じレベル。

 

人は、いつでも、

加害者となりえる。

 

加害者となるのは、特別なことではない。

だからこそ、手厚い支援を考えなくてはいけない。