2000年~2016年、日銀の貨幣供給量は4倍以上になった。
60兆円から270兆円に。
この間、GDPは変化なし。
小泉政権の骨太の方針では、2010年代前半に
基礎的財政収支の均衡が予想されたが、
2010年代はさらに悪化している。
(予算の半分が赤字国債)
現在、アメリカの企業収益の半分が金融関連。
製造部門はわずか5%という。
金融業がアメリカのGDPに占める割合は、
ここ20年で2%から10%に。
リーマンショック後の金融緩和政策で
FRBは約500兆円のお金を市場にばらまいた。
2016年の世界の外国為替市場の年間取引高は2400兆ドル。
貿易取引の約100倍以上。
中国の貨幣供給量は2000兆円を超えている。GDPの二倍以上。しかし、債券や株を含めた金融資産の対GDP比率は、日米欧と大体同じ水準にある。400%~500%。
世界中に、お金があふれているのが、今。
しかし、本当に必要なところに
お金はない。