今朝のニュースで一番は、東洋経済オンラインの「孤独」。
先のブログでも書いたが、
日本の自殺率の高さの大きな背景に、
孤独の問題がある。
男性は3分の1、女性も4分の1が
生涯未婚になりつつある。
勿論、家族がいないだけでなく、
友人や知り合いも少ない人が激増している。
孤独の人は、
健康問題をはじめ、寿命短縮もあるという、
研究結果があるらしい。
要するに、
孤独問題が日本の経済にも影響を及ぼす。
人的資源の喪失。
福祉費用の増加。
良いことはなにもない。
上記の記事によれば、
今、世界で最も恐れられている「伝染病」。それは「孤独」だ。「社会的孤立が私たちを死に追いやる」「慢性的な孤独は現代の伝染病」
海外で、「孤独」は人間の身体・精神の健康に負の影響をもたらすことが、数えきれないほどの科学的研究によって明らかになっている。日本では、一人で死んでいく「孤独死」については喧伝されているものの、長年の「孤独」によって心身が蝕まれる「孤独による死」についての理解は進んでいない。実はたばこや、肥満や、飲酒と同等に、時に、それ以上に命を蝕むもの。それが「孤独」なのである。
幸せな人生に最も必要なのは、「良い人間関係」。これは海外の多くの研究で実証されている。特に、被験者の人生を10代から老年期まで、75年間という長期間にわたり、つぶさに記録した、ハーバード大学の長期研究が有名だ。この研究を指揮してきた心理学者ロバート・ウォールディンガー氏はTEDトークの中で以下のように語っている。
75年にわたる研究から はっきりとわかったことは、私たちを健康に幸福にするのは「良い人間関係」に尽きるということだ。
長期間孤独を続けると、他者とかかわりを持つことがどんどんと苦痛となり、さらに孤立していってしまう。いったんはまるとなかなか抜け出せない「蟻地獄」のようなものだ。