今朝は久しぶりの3時過ぎ起床。

天使のポータブル介助。

座禅を45分。

4時40分からパソコン。

 

昨日は、公民館で開かれた

ゲートキーパー研修に参加。

講師の方は、昔CAP活動していたとき、お世話になった

臨床心理士 堀江秀紀さん。

(カウンセリング・オフィス HORIE)とあった。

 

ゲートキーパーとは、自殺のサインを見逃さずに適切な対応のできる人のことらしい。

日本の自殺は主要国で、ロシアに次いで高く。特に15歳~39歳までの死因の第一位。

10~14歳と40歳~49歳までは第二位。

 

研修は、自殺のサインに気づくことから。要するにこころの病について。うつ症状など。

 

私も人生の中で、何度か自殺を身近で見ている。

 

昔、精神障害者の支援をしていたときのケース。

養護学校出身で大工見習をしていた男A(20代)と

彼を飲み込んで虐待している男B(40代の精神障害者)、

私は二人と付き合った。

 

ある事柄から、BはAに対して、脅迫を始めた。

私は直接に聞いたことはないが、ひどい脅迫だ。

Aは知能が少し弱い。

だから、脅迫は普通の人に対する以上のダメージ。

 

ABも精神科の患者。

 

私は、Aに電話して、

遠くに逃げるようにすすめた。

(遠方に兄弟がいた)

Bの近くにいると、危ないと感じた。

 

しかし、Aは逃げなかった。

自殺した。

実家の庭の木で首つり。

 

Aの自殺をどこから聞いたのか覚えていない。

私は、Aの焼香に行こうと思った。

電話したが、相手(たぶんAの両親)は無言。

たぶん、Bが何度も脅迫的電話をしていたのではないか。

私はBの仲間と思われたのだろう。

 

私は支援しているつもりだった。

しかし、自殺。

充分に予期できることだったが。
 

私の人生で、

人を見捨てたことが何度かある。

その一つだ。

 

他にも、自殺を見ている。

 

私も身体が3つくらいあると、

もっと、親身になって、

付きまとうことができたかもしれないが。

どうしようもない。

 

自殺予防など、

私に言わせると、とても無理。

 

今の日本、

自殺多発の原因は、明白。

社会が生きずらい。

弱者に冷たい世間。

自殺するような弱者には特に冷たい。

 
世帯の3分の1が単身世帯になりつつある。
家族のかかわりや
人との関わりが希薄になっている。
仕事はストレスが大きい。
(効率や採算が過度に求められる)
 
社会にゆとりがない。
 
厚生労働省の自殺予防対策。
内閣府もゲートキーパーの普及など。
政府も重点施策として取り組んでいるのだろう。
 
ゲートキーパーがやることは、
福祉委員の見守りとだいたい同じ。
単身者への声掛け。
単身者は社会から孤立しやすい。
 
私の近所にも、
肺がんで弱っている85歳女性の単身者がいる。
毎日、窓を見ている。カーテンの開け閉めがあるかどうか。
 
普通の人は、
余程のことがないと、窮状を訴えることはない。
「大丈夫」と尋ねても、適当に答える。
多くの高齢者は、諦めが早い。
私もそうだが。
人に助けてもらおうという気持ちがあまりない。
 
自殺する人は
もっと諦めが早い。
 
政府の対策は、ほとんど効果ないと私は思う。
このゲートキーパーを普及させようとする対策などは、
無駄の最たるものだと思う。
 
声掛けや見守りでいいのに、
なんで、ゲートキーパーのような偉そうな名称を付けるのか。
かっこいい名前にしないと予算がつかないのか。
政府の役人の世間知らずが考えることは、
バカバカしいことが多い。
自殺者の気持ちがわからない人が企画するのだから仕方ないか。
 
バッジや冊子や講習会にお金をかけるよりも、
無職の若者を集めて、海外旅行を体験させる方が
もっと効果あると思うが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

ここを何とかしないといけないのに、

ゲートキーパーのような外国から