今世紀、人類社会の最大の課題は、
地球の1体化に向けての動き。
そこで、
教育の果たす役割が大きい。
教育の目的を確認する。
生まれてくる子どもは一人残らず
人類の一員として
ふさわしい待遇を受ける。
どんな障害があっても、
その子に最適な一生が保証される。
人の人生で最大の楽しみは、
冒険・探検・探求も含み
学ぶことだ。
すなわち、
知性と感性と理性による
生きる世界への積極的なかかわり。
かかわりを通じて学びが深まる。
教育の目的は
子どもたちが、
生きることを喜びと感じるように
感じ方を育てること。
此の世が
宝物に満ちた楽園であるという
発見を日々新たにできるように
啓発すること。
当然、
互いに協力し助け合うことを
喜びと感じるようになる。
年齢に関係なく
先に学んだものが、後に続くものを教えあう。
そして、
多様な個性のあいだに
優劣をつけない教育。
此の世は広く、深い。
人は短い一生の間に、すべてをマスターすることは
できない。
どんなに優れた人も欠点はある。
互いに補いあうのが
此の世の人間付き合いの基本。
生きている間に出会う、
すべての人から学ぶのが人間関係。
教師なら生徒から教えられるのは当たり前。
人生でころぶことは誰にもある。
ころぶときこそ、最も大きな学びが生じる。
働くことは、社会への奉仕と同義。
遊びと労働と学びも、ほぼ同じ意味。
以上の教育理念は地球世界で共通だが、
人が育つ地域社会には、特有の伝統や文化や言語がある。
それらも、尊重されなくてはならない。
全ての地域文化は対等な価値をもつ。
今世紀は、全世界的に、
移民や移住労働者が増える時代。
人類の歴史では、当たり前の現象。
日本も今世紀末には
人口の半分が移住労働者の子孫となるだろう。
今世紀の日本の発展の多くが、
これらの移住労働者の貢献によるものとなるだろう。
今朝の新聞。
大阪朝鮮高等学校を無償化制度の適応対象から外した
国の処分が違法という判決。
私は当然の判決と思う。
子どもたちへの差別こそ、
最大の害悪だ。