先日、「教育の目的 主権者を育てる」の続き
主権者が育つとは、リーダーが育つのと同義。
約20%の人は、リーダーとなっても
やっていける人だと思う。
幼年からリーダー体験を積み重ねれば、
大概のことは、できるようになる。
ただし、
後輩を育成できるようになるには
各人の持ち味や人柄を把握できなくてはいけないので、
もっと長年の経験が必要。
さらに、広い世界を相手にする組織や団体で
リーダーをやっていくには、
広い見識が必須となる。
広い見識は、
多様な経験の上に、読書や自身の思考力でつくられる。
中学で、考える力や行動力の育成が謳われているが、
考える力や行動力が育つと、
学校の教員が一番、困るのではないかと、思う。
現在の学校の教員は、
考える力や行動力がないから、
つまり、批判能力がないから、
採用されている。
というのが現実。
日本の学校で
自主性や自立性は
あくまでも、建前。
本音は従順なおとなしさが要求されている。
教師も生徒も、同一な基準が
求められている。
考える力や行動力が向上すると、
生徒たちに
自治能力が育っていく。
すなわち、リーダーが育っていく。
約20%の人がリーダーとなりえる。
その中で、
特に人望や見識に優れた人が、
より上位のリーダーとなっていく。
多数決は、
多くの候補者の中から選ぶのに
とても有効なやり方。
現状では
候補者が、とても少ない。
お金、看板、地盤、親の七光り、
非常に限られた特定の人しか、
候補者となりえない日本の政治世界。
多数決の民主主義が円滑に機能できないのも当然。
リーダーを育てるには
リーダーがすくすくと育つような
教育・社会環境が必要不可欠なのだ。