蟻の社会で、
よく働くのは約20%、適当なのが60%、
怠けものが20%らしい、と何処かで知った。
人間社会との類似にびっくり。
集団で暮らすには、
そのくらいが一番かもしれない、と感じた。
一生懸命に働く人が、20%もいれば、
社会は維持できるのだろう。
人間社会で考える。
大きく3つに分けられるのではないか。
一つは、約20%。
真面目に働く人々。
中には、生涯を一つのことに打ち込む人もいる。
例えば、
スポーツ競技の選手
俳優や歌手などの有名人が含まれる。
名人と言われる職人たち(人間国宝になる人もいる)
一生を社会奉仕に捧げる政治家
学問芸術に専心する人々
その他、
あらゆる分野で
自分の持ち場で懸命に働く人々。
社会の豊かさや安全は、
この20%の人々で支えられているのだろうか。
一つは、約60%
仕事よりも趣味や楽しみに生きる人々。
私もこの仲間である。
家庭や自分本位の生活。
社会奉仕は、できる範囲で適当にという人々。
残りの20%が
働かない人々。
様々な事情で、働こうにも働けない人々。
病気や障害やこころの問題をもつ人々。
この比率は
社会がうまくいく最高の仕掛けではないかと感じる。
社会を運営するリーダーたちが
注意すべきことは、
20%の一生懸命に働く人々と比べて、
働かない人々を下に見下ろす感じ方、
つまり、
役に立たないダメ人間だと認識しないこと。だ
働かなくても
その人らしく、楽しい人生をおくれるように
充分な支援が必要。だ
社会の豊かさの中で、
モノづくりは、20%の懸命に働く人々が担う、
が。
モノ以外のこころや精神の豊かさは
働かない人々が担っていると、
私は思う。
我が家にも、障害者がいる。
働けない人に入る。
我が家のこころの豊かさは、
この娘(天使)から生まれてくる。
働けない人の個性は
それぞれ、とても多様で豊富。
例えば、目の見えない写真家とか、
耳の聞こえない音楽家など、の
豊かな価値が、生まれる場がある。
人の生き方はいろいろだ。
イチローや安倍さんのように
生真面目な人ばかりでは、
世の中の息がつまるだろう。