いじめをなくす その6
人の生き方は、難しい。
人それぞれに条件が違いすぎる。
例えば、
尊敬する親が、
理不尽に殺されたとする。
残された子どもが、
仕返し・報復・殺人を
生きる道に選んだとする。
勿論、
先輩や教師や友人は、
理屈で翻意させようとするが、
本人の決意は硬い。
自分のイノチよりも、
仇討ちの方が有意義なのだ。
イスラムのテロリストの中には
そういう人もいるだろう。
もし、
あなたなら、どうする、と
問われれば。
私の答えは
はっきりしている。
此の世、人の世界には
確かなものはない、勿論、正義はない、
絶対唯一の真理はないのだから、
私は、自分のいのちを大事にする。と
もし、
正しい知恵があるなら、
子どもの教育は、簡単になる。
正しいことを教えればよい、から。
しかし、
此の世で、
人は自分の人生を生きながら、
正しさを探し続けなくてはならない。
いくら探しても、
見つからないかもしれないが、
それが、人が生きる宿命。
教師が子どもたちに
教えることには
上記のように、
とても難しい。
教師も生徒も
所詮、
大して、賢い訳ではないからだ。
わずかな違いしかない。
愚かさの面では、共通性が多いが。
つづく