東芝の内部監査のデタラメや
安倍政権での官僚の忖度問題などを
見ると、
日本社会の中で、
個々人の自立が
確立されていない現実に愕然。
日本の経済成長や
生産性の伸び悩みなどの
大きな原因がここにあると
私は思う。
私は吃音やら何やらで
思春期前から
自分独自の問題に取り組んできた。
他人は一切頼りにできない。
だから、
人がなんと言おうと、
誰が反対しようと、
自分の生き方は曲げたくなかった。
というよりも、正直に言えば、
曲げようにも、
自分の選択肢に自由度がなかった。
結婚した頃、フリーターで
職を転々と変えていた。
ポンポン菓子屋をしていたことも。
車と菓子作りの道具を借りて、
一日5千円から1万円(売上に応じて)
団地などに出かけて、
マイクで宣伝しながらの営業。
寅さんの仕事と同じ種類。
これが、とてもくたびれた。
一人でする仕事ではない。
力の要る重労働。
妻には、随分嫌味を言われた。
「あなたは何をしているの」
上司の顔色を伺いながらの仕事も長い。
上司と意見対立もあったが、
原則は曲げなかった。
要するに、
組織の中にいても、
組織に馴染めなかった。
日本社会を見ていると、
集団への同調圧力は、
ますます高くなっているのではないかと感じる。
子どもたちは
幼児から管理され続けて育つ。
大学でも職場でも、
自分を出すことができない。
一人ひとりの創意工夫や
大胆な取り組みを
応援する仕組みが
社会の中にない。
とても、
息苦しい社会や学校
これでは
日本社会の成長はありえないと
感じる。