今朝の朝日のひと欄。

最低賃金1500円を仲間とめざす大学4年生、

栗原耕平君を応援したい。

 

ベーシックインカムの実現も大事、

そして、

最低賃金の引き上げも

優先課題だと思う。

 

最低賃金を引き上げると、

日本の中小企業、

特に、小売や運輸や建築など、

社会の底辺を支えるサービス業が

成り立っていかないと、

よく言われる。

 

日本のサービス業は生産性が低いからだ。

 

その大きな原因が、

労賃の安さにある、と

私は思う。

 

生産性向上の工夫をしなくても、

やっていける。

 

例えば、

スーパーやコンビニ、

品物が安い。

 

何故、安くできるのか、

労賃が安いからだ。

 

近所で、古民家の解体をしている。

ほとんど、人手で作業している。

労賃が安いからできる。

 

近所の道路工事を見ている。

1kmくらいの道路の拡張なのに、

なんと、4年以上もかかる。

こんなに生産性が低くても、やっていけるのは、

労賃が安いからだ。

 

昔の学生アルバイト程度の時間給、

それが、現在、

一般的な勤労者の賃金となっている。

非正規雇用。

 

時間給1500円の実現は、

今の日本経済に

相当なショックを与えるだろう。

 

働く人が正当に評価される社会の実現こそ、

これからの政党や政治が実現していく

優先的な課題だと

私は思う。