人の体は、原子と電子でつくられている。
1gに10の23乗というようなレベルだ。
それが、地球上で循環している。
例えば、釈迦やキリストが亡くなるとき、
最後の身体を構成していた原子が、
空中に拡散していると仮定すると。
もし、あなたが、
一呼吸するとき、
例えば、1リットルの空気を吸い込むと、
その中に、
釈迦やキリストの臨終時肉体をつくっていた原子と
まったく同じものが、
だいたい数万個、含まれていることになる。
(ただし、原子や電子には個性はない、全て同じ)
呼吸のたびに、
毎回、数万個の、
釈迦やキリストの身体を吸い込んでいることになる。
釈迦やキリストの生誕から死ぬまで
身体を構成していた、
原子の数を計算したことはないが、
それはすごい数になるだろう。
それらを全部加えると、
あなたのひと呼吸で
多分、
釈迦やキリストの身体の数億個の原子を
吸い込むことになると思う。
多分、あなたの身体の中に
釈迦やキリストと同じ原子が
数兆くらいはあると思う。
地球上で
物質は循環している。
広く宇宙を考えると、
あなたの身体をつくるために必要な原子の数は、
地球の体積、約100個分に相当する
宇宙空間のガスが必要だ。
人間ひとりつくるにも、
地球の体積100個分のガス空間が必要なのだ。
宇宙空間はとても希薄なので、こういうことになるが。