子どもたちの教育、
必修課目はただ一つ。
それは、社会の一員、主権者となるための
民主主義の実践。
未来の学校について、
この時代、学校という施設はないので、
この必須課目のためだけに、
特別に同一年齢の集団をつくる。
5歳なら5名くらい。
8歳なら20名くらい。
10歳なら40名くらい。
12歳なら100名くらいで。
集団を作り。
週二回以上集まって、集団でまとまったことをさせる。
それは、小さいイベントのようなものでもいい。
地域社会の祭で発表するものでもいい。
自主研究の課題でもいい。
何でもいい。
集団で課題を決めて、
子どもたちだけで運営させる。
(勿論、大人のサポーターが見守る)
互いに意見を出し合い、
力を合わせてやっていく集団行動の練習。
同時に、リーダーを育てる意味もある。
唯一の必修科目だ。
年齢があがるにつれ、
集団の人数が増えいく。
抽象概念を使う意見交換が
可能になるからだ。
他人の意見を理解し、
自分の感情や思いや意見を言葉にするには、
様々な経験の積み重ねや
言語能力の発達が必要。
年齢と共に、
集団の人数が増えても
合意形成ができるようになる。
4歳くらいでは、
一緒に遊ぶことしかできないが、
12歳になると、
百名くらいの集団でも、
自ら治めることができるようになる。
民主主義の実践ができるようになる。
幼児の頃から
集団内で合意形成していく体験を重ね。
年齢につれて、
より困難な課題に挑戦し、
経験豊富になっていく。
これにより、
15歳くらいの年齢になれば、
今の学校と同じくらいの規模の人数は
生徒たちによる完全自治ができるようになっていく。
もちろん、単一の年齢集団ではない。
15歳から18歳の青年たちによる学校の自治。
地域の大人たちは、
青年たちだけで解決できない課題に対して、
助言や援助を与える。
そして、16歳になれば、選挙権が与えられる。
社会の一員として役割を果たせるからだ。
つづく