昨日のブログで
引きこもりが約70万人と書いた。
この人数は、とても信じられる数ではない。
私には、異次元の世界の話しのような気がする。
私の近所にも、引きこもりを抱えて困っている家族がいる。
30代の女性の引きこもり、十代からだから長い。
たった一人の引きこもりでも、とても大変。
それが70万人となると、どうなるのか。
私の想像力では追いつかない。
70万人というと、家族を含めると、県の人口に等しい。
引きこもりへの対策と言っても、たいしたことはない。
行政の相談窓口はあるが、
個別問題で各家庭まで専門家が
定期的に訪問してくれる訳ではない。
家族会はあるが、情報交換だけだ。
医療機関を頼っても、家まで来てはくれない。
要するに、病気とはいえないものなので、
どうにもならない。
心と体がはっきり不健康になり病気となれば、別だが。
「親が悪い」が普通の人の考えだろう。
子どもの貧困問題でも、親が悪いという声が大きい。
生活保護も、近所に知られると困るのが現実。
経済的に困っている人は多い(人口の約半分か)。
皆がギリギリで生活している。
不時のための充分な蓄えがある人は少ない。
それぞれに頑張っているのに、
あの人は保護でらくしていると思うのだろう。
自分の事情はよく分かるが、人の事情は分からない。
自分が我慢しているのだから、あなたも我慢しなさい。と
「弱者の正義」と名付けられている道徳感。
自分の苦しい状況に対応できないので、
ちょっと得しているように見える人をけなしてしまう。
自分と同じような隣人が有利な条件を手にするのを
許せない正義です。
皆が等しく苦しいのを選ぶ気持ちです。
下記は、今朝、目にしたニュースで
一番よいものでした。リブログします。