人生で、迷いや悩みは避けられない。
判断や選択に戸惑うことがたびたび起こる。
例えば、結婚相手を決めるとき、
進学や就職のとき、
子供が病気になったとき、
仕事や家庭生活、人間付き合い、
判断に迷う機会は限りない。
そういうときに役立つのが、
瞑想。
宗教ではない。
自分のこころの声を聴くスキルだ。
人のこころは複雑で重層的で広過ぎる。
意識に上がってこない要素(欲望や感情など)が限りなくある。
だから、人は誰もが多重人格の傾向をもっている。
ただし、本人は、自分は一つだと硬く信じ込んでいる。
自己同一性の固定観念があるので、普通は気づかない。
めったに起こらないが、自己イメージが壊れるような状況に陥ると
知らない自分が突然に現れてパニックになったりする。
性格や好みや興味などは、一生、変わらないと思いこんでいる。
人はどうにでも変わりえる。
悪人にも善人にも、狂人にもなりえる。
もし、あなたが、俳優になれば、
そのことが簡単に納得できるのだが。
人の記憶力は信じられないくらいに大きい。
生まれてからの全てを記憶しているという人もいる。
自己同一性を維持するために、
ほとんどの経験は意識に上らないところに隠される。
母親からグズだと言われ続ければ、
グズな自分を守りとおしていく。
感じやすい敏捷なところは抹殺し、深くしまわれる。
だから、こそ、
自分のこころの声を聴くことが必要になる。
不思議なことだが、
自分のこころは真実を知っている、
もし、こころ開いて、素直に聞こうとするならば、
真実を明かしてくれる。
どうすれば、こころの声を聴くことができるのか。
方法はとても簡単。
こころの声だけでなく、
年取るにつれて、
身体の声も聞こえるようになるだろう。
その方法は次回で。