今日は久しぶりに映画に行った。
多分、半年ぶり。
植物図鑑を見た。
映画に行く動機。
私の場合は、涙を出すため。
ドライアイ傾向があり、涙が一番の薬。
この映画、感動する場面が少ない。
それでも、最期のあたり、涙は出た。
目的は達した。
恋愛映画は、若い頃に見るもの。
愛や恋に飽きる年齢では、感激もいまいちになる。
二十歳前後に見た映画を今でも時々思い出す。
「シベールの日曜日」
「エデンの東」
「風と共に去りぬ」
「ブーベの恋人」
「嵐が丘」
「ドクトルジバゴ」
「ジョンとメリー」
「若草の萌える頃」のジョアナ・シムカス
などなど。
人と人が理解しあうということの
途方もない困難さ。ほぼ不可能。
多分、自分自身を知ることも不可能。
まして、男と女の間には、
性的に引き合う強い力があるから、
理性的な関係など、とても作りえない。
感情に流されるのが愛。
愛や恋にあこがれるのは
若い頃の特権。
年取ってからは、若いころの無邪気さを
懐かしむだけか。
男性から見ると、
世の中は魅力ある女性に満ちているが、
魅力ある男性は少ない。
当たり前だが。
若いころに抱いた「愛」の思い、
すなわち、
妄想や幻覚や執念や偏執や思い込みを
生涯にわたって持ち続ける人が、
まれにいます。
努力というか、しつこいというか、
その頑張りに脱帽します。
私もいくらか、
そんな変人の一人ですが。