70歳からの生き方は

とても難しい。

 

私の見るところ、

半数の人は概ね健康。

50代60代と同じ楽しみを続ける。

ただし、野球など激しい運動はできなくなる。

中には仕事を続ける人もいる。

女性の場合、家事担当は変わらないので、

多くは現役と同じか。

 

仕事を止めた人は、

替わりのスケジュールを作らなくてはならない。

これが大変。

 

趣味の会に入る。

散歩やスイミング。

新しい目標を見つけるのは、

男性には大変。

多くは家でごろごろ。

 

夫婦で仲良く旅行するのも、

約4分の1か。

 

身体に不安のある人が残りの半数。

5人に一人は病院通いが一番の仕事になる。

夫婦どちらも元気は約3分の1か。

 

ライフワークを持つのは、

20人に一人もいないだろう。

従って、強い生きがいを持つのはせいぜい5%。

 

多くは、残りの人生を消化するだけか、

生きることが一番の生きがいとなる。

私のその一人か。

 

消化の仕方は、

旅行、趣味の会、散歩などが中心か。

 

70才からの生き方は、

とても難しい。

働かなくてもいい。

孫の世話が最大の大仕事。

 

自治会や福祉のボランティアに

精力を使う人は約10%くらい。

しかし、ほとんどは受け身。

積極的にリーダーシップをとるのは

ほんの数%。

 

地域社会やコミュニティの形骸化、

将来の活力低下が

恐ろしくなる。