神について。

 

73歳まで生きると、

人生を好運の連続と感じるようになる。

(私だけではないと思うが)

あたかも、神を身辺に感じるように。

 

例えば、

娘が重度障害者になったことも、

死なないで、とても幸運だ。

娘の病気のお蔭で、

夫婦仲もずっと良くなった。

生きがいが増えた、というように。

 

ものは考えようではなくて、

本当にそう感じる。

 

私などは、

「子どもが重度障害者になると、

親は幸せになるよ」と

普通の常識に反することを、

友人に自慢するが、

誰も理解してくれない。

 

しかし、本当にそう感じている。

 

神の考えることは

人には分かりようがない。

人の能力を超えている。

 

もし、4次元があるとして、

人の感性では知りえない世界が

あるならば、

とてもおもしろいと、思う。

 

しかし、この世に神がいても、いなくても、

まさに、神がいるごとく、

この世は美しい。

さらに、

この世は天国、楽園のようでもある。

(ただし、体調のよい時に限るが)

 

私の妻などは、

生きているのがしんどいと

いつも口にする。

 

私は能天気にできているのか、

この世の美しさばかりが、

目につく。