上野千鶴子さんの在宅ひとり死の講演を聞いた。なるほど、ここまで制度を整えてくれた女性群に頭が下がる。

何冊か読んでいた樋口恵子さん と 
youtubeで身近になった上野千鶴子さん

活動的だった母が老人ホームを選んで入った時、一体この集団生活で生きていけるものかと思った。いやなら自宅に戻るか、私のうちへ来るか選べばいいと軽く考えていたが、それは甘かった。
昔「老後の幸せを考える会」で活動したといっても、あの人はそんなに自立心のある人ではなかった。活動のお仲間は当時の理想論と違ってみんな子と同居していた。理想論が理想だったとも言えない。。

私は、いづれはマンションにでも移るかと考えていたが、上野千鶴子さんの話を聞いて、待てよ、余程動けなくなって重度介護になった時は施設へ動かしてもらうが、それまでは草取りしながらここでがんばろうか、と思うようになった。最後まで在宅ひとりを頑張ることもないし。それに老後は老後になってみないと分からないこといっぱいあるよ、と言われたっけ。
しかし世の夫たちはこんなことも考えずに能天気に老後を送っている。