E君と再会したのは
丁度テスト期間、3時間授業で
テストが 終わった
2年になってから
全く 勉強してなくて
成績が どんどん下がっていく
次こそは がんばろと
意気込んで 今回のテストも
臨もうと 思ってたが…
結局 一夜漬けの連続が続き…
手応えも 自信も なかった
そんな 反省をしながら
お昼ご飯を買いに
近くのスーパーに向かった
料理が苦手な 私は
いつも パンを 買う
そして その日も
直行で パンが売ってるコーナーに向かう
途中 私の姿を見て
変に 反応している姿が
あったけど……
お腹が ぎゅるぎゅるなりそうだったから
気にしなかった
「どれ食べようかな?」
「お前、何してるの?」
久しぶりに 聞いた声
懐かしさ
高鳴る 鼓動
振り向いたら E君だった
この頃の 私は
まだ E君といると楽しい
という 思いだけで
ただ 単純に君が好きだった…
(続)