広島交響楽団
「平和の夕べコンサート」
 Stage 2  平和を讃えよ
〈レジェンド、クレーメルと共に〉
{4100E484-6268-4A6B-AF58-0594C10A8416}
日時: 2018.2.12 (月 振替休日)15:00開演
場所: 広島文化学園HBGホール
指揮: 徳永二男
ヴァイオリン: ギドン・クレーメル
ピアノ: リュカ・ドゥバルグ
管弦楽: 広島交響楽団 、共演: クレメラータ・バルティカ
プログラム: 
ベートーヴェン/ 弦楽四重奏曲 へ短調「セリオーソ」クレメラータ・バルティカ オリジナル編曲弦楽合奏版
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
シューマン/ヴァイオリン協奏曲 ニ短調



※クレメラータ・バルティカ(Kremerata Baltica
とは、1997年にギドン・クレーメルさんにより、バルト三国の若手奏者を集めて設立した室内オーケストラ。現在までクレーメルさんが芸術監督を務めていらっしゃいます。
バルト三国の独立100周年の文化大使をクレメラータ・バルティカがつとめていらっしゃるそうです。
{0BA89A22-EDCF-497D-82B2-EF273D846906}
1曲目のベートーヴェンのセリオーソは、クレメラータ・バルティカのオリジナル編曲版です。
広響との合同オケではなく、指揮者なしでクレメラータ・バルティカのみで演奏されました。
ベートーヴェンらしい、アレグロ・コンブリオの生き生きとした素晴らしい室内楽を聴かせていただきました。

2曲目は、リュカ・ドゥバルグさんのソロによるベートーヴェンのピアノ協奏曲2番です。
こちらも、アレグロ・コンブリオで始まるベートーヴェンらしい明るく生き生きとした曲想です。
私は3楽章が特に好きです。
単独ではあまり演奏されなくて、私も生演奏では、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲シリーズ(アンスネスさんや横山幸雄さん)で生演奏を聴いた記憶くらいしか思い出せないです。
ベートーヴェンの初期の地味な印象の作品ですが、とってもよい曲です。
ドゥバルグさんのピアノがこの上なく美しくて、想像以上に良かったです!
1楽章が始まった途端、心地よくて幸せな気持ちになり、いつまでも聴いていたい、終わらなければいいのにと感じました。2楽章では涙が出ました。感極まり過ぎると呼吸が浅くなって倒れたらいけないので努めて深呼吸し、冷静になろうとしましたが、感動を抑えることは難しかったです。
そして、本当はスタンディングしたかった!

ドゥバルグさんは、前回のチャイコフスキーコンクールで4位でしたが、1番人気だったフランス人ピアニストです。
一度生で聴いてみたいと思っていたところ、今回実現。素晴らしいピアニストでした!
素晴らしい美音!これからも注目したいです。

アンコールのサティも素敵でした♪

休憩を挟んで、後半はクレーメルさんのソロのシューマン です。

白い上着で舞台に登場されたクレーメルさんは、天使のようでした。あるいは神様そのものでした。

演奏も神懸かっていました。
本当に、神でした。

シューマンのヴァイオリン協奏曲 ニ短調は、
シューマンの最晩年の作品で、難曲です。
クララやヨアヒムが「演奏不可能」と判断し、
シューマンが精神を病んでいた時の作品ゆえに、
100年は演奏してはならないと 
シューマンの家族が封印したといわれる作品です。
実際、初演はシューマンの死後80年経った1937年のことでした。
技巧的に難しい箇所があります。

クレーメルさんは、難しそうな様子は全く見せず、これぞクレーメルさんの音!と、美しく弾かれました。
音楽と格闘することはなく、作曲家と、演奏家と、曲と、楽器と、全てが調和していて、相思相愛で愛のある演奏でした。ドキドキ

アンコールのクレーメルさんの編曲によるワインベルクも感動的でした。多声の弾き分けが美しくて素晴らしかったです。

この日は、視力が特に悪くて、娘に付き添ってもらって行ったのですが、人にぶつかりまくりながらも(すべて私が悪いのです。ごめんなさいあせる)聴きに行って本当に良かったです!!

なんと、運の良いことに、
まさかまさか、終演後にクレーメルさんのサインをいただくことができ、写真も一緒に写ってくださいました。
そんなことは期待していなかったし、想像だにしていませんでしたので感激です!幸せです♡
サインも写真も宝物なので掲載しません。ラブラブ

{E04F39FF-D262-4FB6-8892-642947AC6D33}

ドゥバルグさんのベートーヴェンも、クレーメルさんのシューマンも、自然で美しくて愛の溢れる演奏に大満足しました!

本当に行ってよかったです! 
幸せな演奏会でした。音符ブルー音符ピンク音符ラブラブ音譜ニコニコ

次は、広響福山定期です。音譜

そして、来週は、広響を支援するミュージックパーティ、そしてディスカバリー・シリーズと、楽しみが続きます。音譜
体力を温存して、体調管理に努めます!



これから、検査のために東京の病院に行きます。
始発の新幹線に乗って、東京に向かう途中で、感動が覚める前にブログを書いています。

やっぱり、ライブは最高ですね♪