佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2017
「フィガロの結婚」
日時: 2017.7.14(金) 14:00開演
場所: 兵庫県芸術文化センター 大ホール
指揮: 佐渡裕
演出: デヴィッド・ニース
出演:
7/15に東京に行く予定があったので、前日に途中下車して、フィガロに行くことを思いつきました。
チケットを買ったのが少し遅かったので、3階席の中央前方でした。
思ったより、よいお席でした。
第1幕と第2幕の間には休憩なし。
第2幕と第3幕の間に25分間の休憩。
そして、第3幕と第4幕の間にも休憩がありません。
(このタイムスケジュールぴったりの時刻で進行しました。)
とても楽しかったです



演技力も歌唱力も抜群で、客席では、場面場面で笑いが起こっていました。

やっぱり、モーツァルトのオペラはこうでなくっちゃ。
本当、モーツァルトって天才

素晴らしい



キャストは、伯爵夫人役が、楽しみにしていたケイト・ロイヤルさんが変更になってしまいましたが、代役のキレボヒリ・ビーソンさんが素晴らしかったです。

今回が日本デビューだそう。
憂いを帯びた繊細な表現に感動しました。

もちろん、そのほかの歌手の方々も功者揃い
で、夢のようなひとときを堪能させていただきました。


オーケストラには、スペシャルゲストプレイヤーとして、コンサートマスターに、元ベルリン・ドイツ交響楽団の第1コンサートマスター、ベルンハルト・バルトークさん。

第2ヴァイオリンのトップに、元ウィーンフィルの第2ヴァイオリン奏者のペーター・ヴェヒターさん。

等々、豪華な顔ぶれ。

そして、私が特に感動したのは、モーツァルトの時代のオペラの特徴であるチェンバロ。奏者はケヴィン・マーフィーさん。声楽コーチも担当されていて、佐渡裕芸術監督プロデュースのオペラには3度目の参加なのだそうです。
通奏低音を奏でる合いの手のようなレチタティーヴォ・セッコが絶妙のタイミングで、安心して聴くことができました。

今回、なんといっても楽しみだったのは、18世紀当時の世界観を繊細に表現された演出です。

最近、オペラといえば、国内でも海外でも、前衛的な演出が主流になっていて、伝統的な衣装や舞台セットの演出のオペラを観ることが少なくなりました。
私は、伝統的なスタイルの演出のものが好きです。
前衛的なものは、オリジナリティーの表現というよりも、省コストにしか感じられなくて、せっかくの夢が半減するような気がします。
どうせなら、豪華で夢のある舞台を観たい!

今回のフィガロなら、オペラを堪能できそうだと確信して遠路はるばるやって来たのですが、その甲斐がありました。

もう一回観たいし、また来年も行きたいです。



開演前に、せっかくなので、グッズを買おうとショップをのぞくと、センスがよくて可愛いグッズがたくさん!

どれも素敵だったので購買意欲を刺激されてしまいました。今回は席が舞台から遠いので、フィガログッズではないのですが、オペラグラスを購入することにしました。

オペラグラスは8倍双眼鏡で、口布団という咳の音を消すハート型♡のマスクのような小さなクッションが付いたセットがありました。
(それぞれ単品で買うよりセットの方がお得)
オペラグラスのセットは、ピンクとブルーの2種類です。
本来ならピンクセットを選ぶのですが、ピンクセットについている口布団は、真っ赤なハート♡。
さすがに演奏会の最中に真っ赤のハートを口に当てるのは照れそうなので、青い♡のブルーセットを購入しました。



オペラグラスを買って正解でした。

衣装や小道具の細部や、歌手の顔の表情など、はっきりと見えたので、満足です。

とても暑い日で熱中症の気配があったので、開演前にしっかりと水分を摂り、頭痛薬を服用しました。
早めに席について、買ったばかりのオペラグラスをつつきまわしながら、しばらくゆっくりとしていました。

暑くて頭がぼーっとしていたのか、間違えて後ろの席に座ってしまっていました。開演してしばらくして、前を見ると自分の本来の席が1つぽつんと空席になっていて、やっと気がつきました。

こんなことは初めてなのですが、暑さのせいですかね〜。

たまたま私が間違えて座ったあたりはまとまって空席になっていたので迷惑はかけなかったようですが、第2幕が終わるまで席の移動ができないので、ちょっともったいなかったです。
それしにても、モーツァルト、最高。

フィガロの結婚、楽しかった





また来年も佐渡さんのオペラを観に行きたいです。



