ビアトリクス・ポター 生誕150周年
ピーターラビット展
会期 : 2017.4.15(土) 〜 6.4(日)
会場 : ひろしま美術館
開館時間 : 9:00〜17:00
会期が始まったばかりだというのに、とても賑わっていました。
ピーターラビットは人気が高いですね。

ピーターラビットは、私が中高生の頃に大人気でして、文具やレターセット、布バッグなど、手当たり次第、ピーターラビット・グッズを買っていました。

この頃は、ピーターラビットかスヌーピーか、という感じで、これさえ持っていれば、女子力アップ
という雰囲気でしたね。


子供服のファミリアが提携していたと記憶していますが、今はどうなのでしょう。
ウェッジウッドのピーターラビットのシリーズ、今でもたくさん持っています。
ティーカップ、ティーポット、シュガー、クリーマー、お皿、シリアルボウル、マグカップ、などなど。
若い頃、ピーターのシリーズが本当に大好きでした。


例によって、広響の定期会員証を提示すると、団体料金で入場することができました。

まず、会場に入ってすぐのところに、ポターの18歳の時の暗号日記が展示されています。
細かな文字で、びっしりと書かれています。

ポターは16年間、暗号で日記を書き綴りました。
展示されている日記の内容(一部)。↓
「この日記は、誰も読めないだろうから書くが、ミケランジェロの絵は酷すぎる。描き方もいいかげんだ。悪趣味として観る以外、お金を払って鑑賞する価値もない。」
と辛辣な内容が綴られています。

誰も読めないと確信していたのに、ポター研究家によって解読され、今では、『ビアトリクス・ポターの日記』として出版されています。



(左) こちらは、ピーターラビットの原点となった、ウサギのスケッチです。

(右) 1901年に自費出版された最初の絵本『ピーターラビットのおはなし』(私家版) の全44枚の原画が、日本で初めて揃って展示されています。
全ての絵のそばに、説明として、おはなしが添えてありますので、お話を読んだことがない人でも楽しめます。

このほか、水彩画で描かれたピーターと仲間たちの絵本の原画や、ポターの愛用品など、盛りだくさんの展示で、かなり見応えがありました。
予想以上に、楽しい内容の展覧会でした。

グッズも充実していました。

魅力的ではありましたが、広響の演奏会前ですし、HBGホールにはクロークがないということもあり、
出来るだけ荷物を増やしたくなかったので、
公式図録のみ購入しました。
図録は持ち運びしやすいサイズです。

この日はひとりだったのですが、演奏会まで少し時間がありましたので、ミュージアム・カフェで軽食をいただきました。

展覧会コラボメニューは完売でしたので、サンドイッチのセットを注文しました。

あちこちに、ピーターと仲間たちのオブジェが置かれていて、和みました。





ピーターラビット展を観た後は、
お庭のすずめ達の楽しそうな会話が聞こえてきそうでした。

ゆったりと幸せな気持ちになりました。
美術館を出て、
購入した図録を持って歩いていると、
立ち寄ったお店で、
「ピーターラビット展に行っちゃったん?」
と声をかけられました。

ピーターラビット展の注目度は高いようですね。

これから、ゴールデンウィークに入りますし、混雑が予想されますね。




広島駅からひろしま美術館へは、私はバスを利用。
紙屋町のバス停で下車します。

紙屋町のバス停を降りた目の前に、私が勤務していた会社のビルがあります。

広響大阪公演を一緒に聴きにいった会社の先輩から、「近々、ビルが建て替え工事のため解体されるので、今のうちに見ておいた方がいいよ」と言われ、
早速、見に行って写真を撮っておきました。

もう、3年くらい空きビルとなっているでしょうか。ついに取り壊されることになり、足場が出来つつありました。
このビルの3階に中国本部長室があり、その直属の部署で働かせていただいていました。
思い出はどんどん遠ざかっていきますね。
懐かしいけど、
前に進んで行こう。
