広島交響楽団
第366回定期演奏会
〜血統の証し〜
日時: 2017.1.20(金) 18:45開演
場所: 広島文化学園HBGホール
指揮: 小林研一郎
ヴァイオリン: アレクサンドラ・スム
プログラム:
シベリウス/ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
チャイコフスキー/交響曲第3番 ニ長調 op.29 「ポーランド」
最近、コバケンさんを聴く機会が続いています。
10月末には、東京芸術劇場にて、ハンガリー国立フィルのブラームスのヴァイオリン協奏曲(ソリスト 松田理奈)、幻想交響曲。

11月には、サントリーホールにて、読響定期で、ベートーヴェンのピアノ協奏曲3番(ソリスト イエルク・デムス)、ブラームス 交響曲4番。

どちらも、非常によかったです。



コバケンさんというと、2年前に日経新聞の記事に面白い演奏評が掲載されていたので、ブログに書いたことがあります。
日経の記事は、コバケンさんのシベリウスの交響曲で名演が出たという内容でした。
今回は、シベリウスのヴァイオリン協奏曲と、チャイコフスキーのポーランドなので、とっても期待していました!

広響の定期演奏会は、11月以来、2ヶ月ぶり。

本日は、第1ヴァイオリンの潮田孝子さんのラスト定期。
辞められるのは残念ですが、ご結婚され、東京へ行かれるのでやむを得ません。
どうぞお幸せに。。

そして、本日は、ピンクリボン キャンペーンの協力コンサートなので、ロビーでは、看護師さん達による指導やグッズ販売がありました。
タオルと、アンデルセンのクッキーとピンクリボンのペンの詰め合わせを買いました。

乳がん健診は、毎年行っています。早期発見が肝心ですよね。
シベリウスのヴァイオリン協奏曲は、生で聴くのは久しぶりです。
ソリストのスムさんは、若くて、非常に美しい女性。
ソリストはやはりビジュアルは重要ですね。
演奏は、すごく激しくて、情熱的でした。
2声の弾き分けが上手くて、重音の箇所には非常に感銘を受けました。
北欧の厳しい自然を力強く、かつ素朴に歌い上げられるのがとても良かったです。
2楽章も美しかったです。
アンコールのバッハのサラバンドが素晴らしかったです。シベリウスと全く違う音色で、美しく2声を弾かれました。
コバケンさんのシベリウス、とても面白かったです。最弱音のトゥッティの中に、時折、浮かび上がるソロ楽器の印象的だったこと!
ヴィオラの美しい響きに魅せられて、終演後に、首席の安保さんにお伝えしたら、
「ピアニシモ指定の箇所なのに、コバケンさんが大きな音を出せって言ったのよー♪ 恥ずかしい〜!」
と笑顔でおっしゃっていました。
コバケン・マジック、ほんと素晴らしかったです!
休憩後は、お待ちかねのチャイコフスキー、ポーランド。
とっても珍しい曲なので、もちろん、初めて生演奏を聴きます。
舞台に登場したコバケンさん、なんと演奏前に、ポーランドの楽曲解説をしてくださいました。
1楽章の葬送行進曲、2、3、4楽章のどん底の悲しみ、そして5楽章で苦悩から立ち上がり、再び強く生きて行こうという決意のある曲想。
おかげで、演奏を聴くにあたって、理解が深まりました。
3楽章の物悲しさには、ジーンとなりました。
そして、5楽章のポロネーズの盛り上がりと迫力に心揺さぶられました。
ポーランド、よい曲ですね。

広響の演奏も、本当に素晴らしかったです。



アンコールは、再び、コバケンさんの解説つきで、ドヴォルザークのユーモレスク。
ユーモレスクって、人生の哀愁を秘めた曲なのですね。
やっぱり、コバケンさん、素晴らしいです。

さて、終演後は、潮田さんにご挨拶しようと、楽屋口で出待ちしていたのだけど、入れ違いでご挨拶できず仕舞いとなりました。

しかし、その代わりに、コバケンさんに握手していただきました!

これは、嬉しいですね。
潮田さん、N響首席トロンボーン奏者のご主人と末長くお幸せに。。。ご健康とご多幸をお祈りいたしております。



♪ ♪ ♪
駅前には、広響電車が停まっていました!
紙屋町の広島そごうで、お友達と待ち合わせ。
紀伊国屋書店で洋書のバーゲンをしていたので、しばらく洋書あさりをしました。
本は重いし、断捨離中の身なので、絶対に買わないと決めていたのに、5000円以上送料無料と聞き、つい買ってしまいました。

不思議の国のアリス、ターシャ・テューダーの絵本、星の王子様などの名作絵本類は、手元に置いておきたい!
それと、シェークスピアや、ジョージ・エリオットなどのペーパーバックをいくつか。
インテリアの本や、美術本も、写真が綺麗でした。
その後、そごうの加賀屋でランチ。

そごうの小鳥屋さんに、天使のような白いセキセイインコがいて、見惚れてしまいました。
1羽だけ売れ残っていて、値下がりしていたのが、切なくなりました。
我が家にニャンタンがいなければ、連れて帰ってあげたかったです。
自己主張が強くて、明るいインコなので、性格的にも魅力的です。
生後2ヶ月。好奇心旺盛な男の子なので、おしゃべりするようになると思います。
お店の人に許可を得て、写真を撮らせていただきました。

美しすぎます。
子どもの頃、迷い鳥の白インコを保護して、飼ってたことがあります。
ルルちゃんという名前のインコでした。
とっても可愛かったな。。思い出しました。
この子、売れ残ったらどうなるのだろう。
どうぞ幸せになりますように。






