都響プロムナードコンサートNo.370
2016年9月25日(日)14:00開演(13:20開場)
場所:サントリーホール
指揮&ピアノ/ロバート・レヴィン
ピアノ/ヤーフェイ・チャン *
ピアノ/ヤーフェイ・チャン *
モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201(186a)
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365(316a) *
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365(316a) *
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
管弦楽: 東京都交響楽団
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こってりしたロマン派や、難しい近現代の音楽を聴いた後で、モーツァルトの曲が流れると、その清らかさに心が洗われるようです。
今回の都響プロムナードコンサートは、モーツァルトの専門家によるオール・モーツァルトプログラムです。
前日は、N響定期で、現代屈指のモーツァルト弾きではないかと思われるフォークトのピアノ協奏曲で感動。
その良い流れで、翌日、サントリーホールに足を運びました。
もともと、都響A定期の振替として娘が手配していた演奏会だったということもあり、詳細をチェックしていませんでした。
スケジュール帳には、交響曲29番と、二台のピアノ協奏曲K365とだけ記入、
ピアノ協奏曲23番を記入もれしていたのが、いろんな意味での勘違いの始まり。
会場に入り、ピアノが設置されていないことで頭が混乱し、プログラムを開いてみてはじめて、交響曲29番が先ということを知った次第。
さらに、当日配布プログラムで協奏曲23番が曲目にあることにはじめて気づいた次第。
この時点で23番をヤーフェイ・チャンさんが弾くものと勝手に勘違いしていました。
席は、2階席中央の前から5列目。
ここの位置で聴くと、案外、響きでごまかされることなく、生の音が聴こえてきました。
二台ピアノは息はぴったりでしたが、、。
音大教授と生徒(しかも凡庸な)による、海外の音大の学内演奏会にありがちな雰囲気でして、、。
前日のN響モーツァルトが素晴らし過ぎたせいもありますが、ここ、天下のサントリーホールの演奏会にしては感動は今ひとつで、なんとなく退屈して前半を終えました。
休憩中、『前半に二台ピアノを弾いて、果たして後半の23番で、あの女性ピアニストは集中力を保った演奏をすることができるのか』という話をしながら、不安な思いで過ごしていました。
休憩が終わり、会場内に入ると、蓋を外したピアノを中心に、ピアノを取り囲む配置!
(しかも、ピアノが客席の方を向いていました)
ここで、やっと、23番はレヴィンさんが弾き振りすることを知ったのでした。。。
(プログラムをよくみると、ヤーフェイ・チャンさんの名前に※がついていて、二台ピアノのみに参加することがわかります)
後半は、娘と席を交代し、2階席中央の後方の屋根の下に移動しました。
この席もはじめてですが、意外なことに、とても響きます。
(前半をこの席で聴けば、ひょっとしたらもっと良い印象だったかもしれません。)
後半は、オケもピアノもとてもいきいきとした演奏で、とてもよかったです。
弾き振りは、オケとピアノの一体感が心地よいですね。
レヴィンさんは、指揮をしながら、オケ部分のピアノ伴奏パートをたまに加えるという形式。
ヴァイオリンコンチェルトでは、ソリストが第一ヴァイオリンのパートを弾くことに出くわすことがたまにありますが、ピアノコンチェルトで、オケにピアノの音を加えるのは、ちょっと違和感があったかも。
自分がうっかりしていたせいもあり、なんとなく演奏に没頭しきれないコンサートでしたが、最後は気持ちよく、楽しむことができました。
23番では、盛んな拍手とブラボー。
投げキッスで応えるレヴィンさんは、なんともチャーミングで好感が持てました!
午後4時頃に終演。
サントリーホール前のカラヤン広場では、第4日曜日には蚤の市が開かれていて、蚤の市を散策しながら帰りました。
普段は、蚤の市で購入することはないのだけど、
この日は私の誕生日だったこともあり、
娘と2人で、蚤の市を物色。
誕生日の記念に、スミレの絵の版画と蝶々のついた銀のカップ&ソーサーを買いました。
スミレの版画は1816年のもの。ショパンが生きた時代です。
スミレの花が大好きだったショパンに思いを馳せました。
ミッドタウンでは、虎屋とエヴァンでお茶。
楽しい1日でした。