横山幸雄 入魂のショパン 2016 を聴きに
オペラシティに行ってきました。
日時:2016.5.4
会場:オペラシティコンサートホール
<第1部>
ピアノ協奏曲第1番Op.11
ピアノ協奏曲第1番Op.11
ピアノ協奏曲第2番Op.21
<第2部>
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の“お手をどうぞ(ラ・チ・ダレム・ラ・マーノ)”の主題による変奏曲Op.2
ポーランドの民謡の主題による大幻想曲Op.13
演奏会用ロンド「クラコヴィアク」Op.14
<第3部>
4つのマズルカOp.6
<第2部>
モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の“お手をどうぞ(ラ・チ・ダレム・ラ・マーノ)”の主題による変奏曲Op.2
ポーランドの民謡の主題による大幻想曲Op.13
演奏会用ロンド「クラコヴィアク」Op.14
<第3部>
4つのマズルカOp.6
5つのマズルカOp.7
3つのノクターンOp.9
3つのノクターンOp.9
12のエチュードOp.10
<第4部>
華麗なる変奏曲Op.12
3つのノクターンOp.15
序奏とロンドOp.16
4つのマズルカOp.17
ワルツ第1番Op.18「華麗なる大円舞曲」
序奏とボレロOp.19
スケルツォ第1番Op.20
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
<第5部>
バラード第1番Op.23
4つのマズルカOp.24
12のエチュードOp.25
華麗なる変奏曲Op.12
3つのノクターンOp.15
序奏とロンドOp.16
4つのマズルカOp.17
ワルツ第1番Op.18「華麗なる大円舞曲」
序奏とボレロOp.19
スケルツォ第1番Op.20
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
<第5部>
バラード第1番Op.23
4つのマズルカOp.24
12のエチュードOp.25
毎年恒例のゴールデンウィークの入魂のショパン、
今年も聴きに行きました。
私は、都合で、第2部を聴きました。
第2部は、10代に作曲されたピアノと管弦楽のための作品3つ。
ショパン自身による独奏ヴァージョンで演奏されました。
ショパンは、早熟の天才です。
ショパンは生涯に2曲のピアノ協奏曲のほか、ピアノと管弦楽のための作品を4曲書いています。
ピアノ協奏曲は2曲とも、20歳の時に完成・初演。
そして、ピアノと管弦楽のための作品のうち3曲は17歳から18歳の時の作品です。
ドン・ジョバンニの『お手をどうぞ』による変奏曲は、ショパン17歳の時の意欲作で、エストネル先生の指導のもとで書いた初めての管弦楽付きの作品。
初演は2年後の1829年。瞬く間に評判になり、シューマンが『諸君、帽子を脱ぎたまえ!天才だ』と絶賛したことで有名な曲です。
主題は、当時人気のあったモーツァルトのオペラ『ドン・ジョバンニ』の中の二重唱『お手をどうぞ』からとられています。
ポーランドの歌による大幻想曲と、演奏会用ロンド『クラコーヴィアク』は、18歳の時の作品。
どちらもポーランド民謡、民族舞曲がとりいれられていて、民族色の強い仕上がりになっています。
演奏会用ロンド『クラコーヴィアク』の導入部は、幻想的でとても素敵です。
3曲とも、めったに演奏されない珍しい曲です。
横山先生も、トークの中で、これらの曲が自分の演奏会プログラム以外で、他の演奏家のプログラムに載っているのを見たことがないとおっしゃるほどです。
(福山のアップルツリーでは、2015年2月と4月に演奏されました。)
いずれも装飾的できらびやかな曲で、演奏するのが容易ではなさそうです。
10代のショパンの野心が感じられます。
折しも、前日のLFJにて、ノクターンで有名なフィールドのピアノ協奏曲を聴いたばかり。
ショパンの時代の人気作曲家のフィールドの装飾的な作品は、若きショパンに大きな影響を与えたことがよくわかりました。
ちなみに、ショパンのピアノと管弦楽のための作品4つのうち、残りの1曲は、有名な『アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ』。
こちらは、20代前半に完成・出版された曲ですが、現在では、独奏曲として演奏されることがほとんどです。
このアンダンテスピアナートが、ショパンにとって最後のオーケストラとの協奏作品で、それ以降、このジャンルに手を出さなかったということから、ショパンの活動の方向が、大勢の大衆からごく一部の親しい友人たちに限定されていったことがわかります。
オペラシティでの横山先生のコンサートは、いつも美音が舞っているような心地よさ。。
美しい音色を堪能させていただきました。


以下、演奏会で配布されていたチラシです。
↓
6月8日に発売の、シューベルトの新譜。
この演奏会で限定の先行販売されていましたので、早速買い求めました!
↓
※6/7の、福山アップルツリーでの演奏会で、シューベルトの即興曲4曲と、モーツァルトソナタK310、
バッハ=ブゾーニのシャコンヌが演奏されます。
どうぞお楽しみに!
(チラシは連休明けに印刷予定です。できましたらご案内いたします。)
矢部達哉さん率いる、トリトン晴れた海のオーケストラとの共演。
チケット発売は、連休明けの5/8。
これは、絶対に行きます!
モーツァルトの短調の協奏曲2曲。
そして、短調のソナタK310を横山先生と仲道さんが同じ曲を弾き比べるというすごいプログラム。
こちらも行きます!
横山先生、弾き振りされるのかな?
いつもは《指揮者なし》なのだけど、弾き振りならそれはそれで楽しみです。
と終日盛りだくさん。
これも行きたいのだけと、残念ながら、その日は大阪で難しいです。
これも行きたいのだけと、残念ながら、その日は大阪で難しいです。
機会があれば、ぜひ行ってみたいです。