ついにやってきました、LFJ。
21:30からの遅い公演のチケットを買ったのは、ベレゾフスキーが目当てだったから。
興味を持ちながらも、音響が悪い、等で躊躇していました。
音楽雑誌を読んでいると、年々賑やかになっているし、何よりも、風薫る5月の連休に、クラシック音楽のお祭りで楽しく過ごせるなんて、
なんて素敵。。



(東京国際フォーラムは屋台も出ていました)
(↑持ち歩いていたので、ボロボロに、、。)
三菱一号館美術館のある丸の内ブリックスクエアでも、野外コンサートをしていました。
鈴なりの人です!
↓
オフィシャルガイドが配布されていたので、早速入手しました。
オフィシャルガイドは、有料・無料コンサート情報のほか、丸の内界隈の飲食店やショップの情報も満載です。
まずは、大好きな丸の内界隈でお茶&散策。
大好きなジョー・マローンでは、限定のラベンダー&コリアンダーがまだ残っていたので、購入しました。
丸の内散策後、東京国際フォーラムへ向かいました。
♪ ♪ ♪
初日の5/3は、17:15からの145と、21:30からの116公演のチケットを購入しています。
まずは、145の会場のCホールへ。
【145公演】Cホール、17:15~18:00
『田園』の系譜~隠れた名曲を極めつけの演奏で
アブデル・ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
リオ・クォクマン(指揮)
ノスコフスキ /交響詩『大草原』op.166
フィールド/ピアノ協奏曲5番ハ長調『嵐の中の火事』
会場入り口でのプログラム配布の時から、なんとなくディズニーランドのアトラクションへ入っていくような、ワクワク感です。
舞台には、《ナチュール~自然と音楽》のキャッチコピーにあわせて、木漏れ日の演出が。
会場では、娘は前から12列目の真ん中あたり、私は22列目で、ほとんど最後列に近い屋根の下でした。
2曲とも、とても珍しい曲です。
先入観なしに聴きたかったので、予習はしませんでしたが、どちらも、なかなか良い曲で、好きです。
オケについては、メンバーの1人1人は、思ったより、とても上手でした。打楽器奏者のリズム感が抜群でした。
途中、オケが合わなくなって、指揮者が焦っているように見えたのは心臓に悪かったけど、予想していたより、ずっとよかったです。
フィールドのピアノコンチェルト、技巧的にはかなり難しそう!
かといって派手ではないし、めったに弾かれない理由がわかるような気がします。
さすがエル=バシャなので、さらりと何事もなく涼しい顔で弾いていました。
音色も素晴らしく美しくて、聴く価値がありました!
とっても満足です。
♪ ♪ ♪
さて、その後は、新丸ビルでお食事をして、再び会場へ。
【116公演】Aホール、21:30~22:15
大自然のパノラマ~超名曲を極めつけの演奏で
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
→フランク・ブラレイに変更!
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮)
ヴィクトロワ/青龍
グリーグ/ピアノ協奏曲イ短調op.16
ベレゾフスキーのソロのコンサートは即完売、コンチェルトのみチケットが残っていたので購入しました。
ベレゾフスキーは、良い時と悪い時の落差が激しく、そういう面が人間的で共感してしまいます。なんとなく切なくなってしまうピアニスト。
会場に入ると、1階の前の方の席で、バッチリと空気感まで伝わる位置でした。
ところが!!
開演前のルネ・マルタンの挨拶で、ベレゾフスキーが胃潰瘍でキャンセルになったとの発表!!
(周りの人々は、皆さんご存知だった様子ですが、私は全く寝耳に水状態でした。)
代役が、なんと、フランク・ブラレイ!
パリのコンセルヴァトワールで、務川慧悟さんが師事されているブラレイ先生!
マスタークラスを聴講したいと思っていたものの、人気だからあきらめていたブラレイさんをこんなに間近で見れるなんて、超絶ラッキーでした!
舞台に現れたブラレイさんは、超がつくイケメン!
クラシックの演奏家とは思えない外見です。
アーティスト写真とのギャップが大きい演奏家が多い中、実物は写真よりもずっと素敵でした!

プロフィールによると、ブラレイさんは48歳!
20代にしか見えない。。
演奏は、天才的な巧さをもっていて、とにかく素晴らしかったです。
(がむしゃらにさらって必死感が漂う若手とは雲泥の差で、格が違います!)
楽譜を見ながらの演奏で、譜面台に、楽譜(本)とコピー譜を並べて弾かれていました。
手やペダリングがバッチリとみえる席でした。
(顔がみえる席がよかったなーと、チラと感じましたが。。)
同じ空気とオーラにふれることができて至福でした。
本当に素晴らしかったです!
ベレゾフスキーさん、早くよくなってくださいね。
ところで、ブラレイさんのことばかりで申し訳ないのですが、1曲目の青龍は、まったくのスルーでした。
(弦楽器を叩くような技法を用いる現代曲は、ちょっと苦手。。)
終演後に、ソリスト変更の掲示物、ありました。
やっと気がつく暢気さです。
一夜明けて、今日の東京は、大嵐です。