広響の1月定期に行ってきました。
広島交響楽団 第356回定期演奏会
日時:2016.1.24(日)15:00開演
場所:広島文化学園HBGホール
曲目:
マーラー さすらう若人の歌(バリトン)
ベートーヴェン 交響曲第9番『合唱』
指揮:秋山和慶
ソプラノ:安藤赴美子
アルト:藤井美雪
テノール:高橋淳(兼 合唱指揮)
バリトン:トーマス・バウアー
合唱:ひろしま特別合唱団
♪ ♪ ♪
マーラーのさすらう若人の歌は、初めて聴きました。
トーマス・バウアーさんのバリトンに心を打たれました。
恋に破れた切なさを歌った曲ですが、
若者らしく、失恋を乗り越える未来を感じさせる内容の素敵な曲です。
歌曲には疎いのですが、
こういう素晴らしい歌声をお聴きすると、
ほかにもいろいろ聴いてみたくなります。
前から3列目、
ソリストのほぼ正面の席でしたので、
まるで、私に語りかけてくださるような錯覚!
夢のような気分に浸りました。

私も、バウアーさんの目をじっと見つめながら聴いておりました。
ロマンティックなひとときでした。
夢見るような音楽は、
心の中にいろいろな情景が浮かんできます。
慌ただしい時代だからこそ、
音楽を聴いて瞑想する時間が必要です。
・・ということを語っていた音楽家を思い出しました。(昨日のソヒエフです)
後半はベートーヴェンの第九。
毎年12月に、中国放送主催で、
広響でも演奏されている第九ですが、
定期演奏会への登場は、
なんと、21年ぶりなのだそうです。
『友よ、平和を』がテーマの1月定期。
歓喜よ、
すべての人々は兄弟となる
あなたの優しい翼のもとでは
第九の歌詞をかみしめながら、聴きました。
とても感動的な演奏会でした。
♪ ♪ ♪
今日の広島県内は、
心配された大雪にはならなかったけど、
雪が1日ちらちらと降り、
凍りつくような冷たい日でした。

雪による道路の通行規制はなかったのは幸いでした。
しかし、予想もしなかったことで足止めされました。
都道府県対抗の男子駅伝です。

駅伝のゴールの時間帯と、
開場時間が重なり、
平和大通りが通行止めになり、
歩行者も車両も横断できません。
ホールは道路の向こう側、すぐそこなのに、
行くことができません。
30分以上もの間、周辺をうろうろした挙句、
迂回して、やっとのことでホールに到着したのは
開演3分前。
焦りまくって、ロビーを走っていたら、
人の足に蹴つまずいて、
思いっきり派手に転んでしまいました。
右足、右手、顔の右側を強く打ち、倒れていたら
大丈夫ですかと、周囲の人々が集まってきました。
『かわいそうに。急いどっちゃったんじゃね
』
』という声で我にかえり、なんとか立ち上がりました。
絨毯の上で転んだので、大丈夫でしたが、
アスファルトだったら、大怪我するところでした。
右手首を傷めてしまいましたが、
この程度でよかったです。
『ママは、歩いている時によそ見をしているから、
いつか交通事故に遭うよ』
と、いつも子供達に注意されていますが、
交通事故に気をつけなさい、
という天の声だと思いました。
これからは、ちゃんと前を見て歩きます。
(走ります)
痛みをこらえて聴いた演奏でしたが、
音楽に癒されて、終演までには元気になりました。
音楽の力ってすごいですね!
(油断は大敵、明日はきっと腫れますよと言われましたが、帰り道の寒さで現実に戻って、痛みがぶり返しました
)
)♪ ♪ ♪
なんとタイムリーなことに、
広島県警さんよりコンサート来場者全員に、
安心安全運動の一環として、
交通事故防止用の光る反射材リストバンドが
配布されました!

広響のロゴが入っています!

これは貴重なお品でとっても嬉しいです。
ありがとうございます!
しおりもいただきました。
♪ ♪ ♪
終演後には、キリンビールさんより、
ビールなどの飲み物が振る舞われ、
秋山先生をはじめとした楽団員さんと、
聴衆との交流会が開かれました。

広響ファンの県警本部長さんから、
秋山先生へのインタビューがありました。
広島の魅力は、とのご質問に、
『広島の人たちのあたたかい人柄。
舞台に立っている時、
背中を押してくれるあたたかい視線。
そして、あたたかい拍手!』
『東京だと、終演後にファンとの交流会はなく、
電車が混むので、急いで帰宅される方が多い。
そういったドライな雰囲気に比べて、
広島の人たちのあたたかい雰囲気がたまらない。』
とおっしゃってくださる秋山先生。
私達も、そのお言葉に感激しました。

いつも、素晴らしい演奏をありがとうございます!
広響を通して、いろいろな方々と交流ができることが、演奏会の楽しみのひとつです。
こういったことから、日常に、
小さな平和が生まれるのですね。

広島から世界へ向けて、
平和の輪が広がっていくことを願っています。

広島県警のゆるキャラ、キラリマンと、モシカくんとお話しをされる秋山先生。
腕には、光る広響リストバンドを巻いていらっしゃいます。

窓の外は、雪が舞っています。



♪ ♪ ♪
帰り道、気温は、-7°Cまで下がりました。
つららをつけた車が走ってて、びっくり!
県北の積雪は、131センチだとか。。

ニュースが流れていました。
瀬戸内沿岸で、ここまで気温が下がることはほとんどありません。
この冬一番の冷え込みでした。





