♪ T.S.エリオット 『荒地』より
APRIL is the cruellest month, breeding | |
Lilacs out of the dead land, mixing | |
Memory and desire, stirring | |
Dull roots with spring rain. |
( I. THE BURIAL OF THE DEAD)
『4月は最も残酷な月』で始まるT.S.エリオットの詩。
東日本大震災以来、4月が来るといつもこの詩が心に浮かびます。
どんなに絶望の淵にあっても、
容赦なく春はやってきて、
新しい生命が動き出すのです。
春の喜びや、眩しい陽光は、時に残酷です。
震災直後の悲しみの中に、東北にも春がやってきた映像をテレビで観て、とても虚しく辛い気持ちになったのが昨日のことのようです。
無情にも、時は過ぎていきます。
1日も早い復興をお祈り申し上げます。
♪ 桜
花冷え、花散らし、春の長雨。
4月に入っても、朝晩の冷え込みが続く中で、
今年も、あっという間に桜の季節は終わりました。
寒さの中、雨の合間にお花見をされた方も多いのではないでしょうか。
日本人はどうしてこんなに桜が好きなのでしょう。
願わくは花のもとにて春死なむ そのきさらぎの望月の頃 (西行)
麗らかな春の日、
桜の花びらが舞い散る中、
桜の花の下にいると、
つい、西行のような気持ちになります。
桜の絢爛豪華な美は、とても儚くて、
そのほんの一瞬の美を享受する時、
人の命の儚さと、桜が重なります。
♪ 桜のお菓子
この季節、デパ地下のお菓子売り場は、ピンク色。
桜一色です。
桜の花で飾られた店頭には、さまざまなお菓子が並びます。
和菓子だけでなく、桜のケーキやチョコレート、桜のゼリー、桜あんぱん、桜のマフィン、桜のもみじ饅頭まで!
桜の季節も、お菓子の季節限定期間も、共に短いですから、買わずにはいられないのです・・。
♪ 4月のネイル
日本は、季節先取りの文化の国なのです。
爽やかなイエローのネイルに初挑戦しました。
福山は薔薇の町。
黄色の薔薇ネイルです。
今回も、友人におまかせしました。
ちょっとばら祭りには早いんじゃないの?と
言ったのですが、
最近のネイルはとても保ちがよくて、1カ月は充分に美しい状態を保てるのだそう。
確かに、先月は引越しなどでダンボールの梱包や解体など指先を酷使したのですが、4週間保ちました。
このままゴーデンウィークの薔薇の香る季節に突入します!
♪ ガーデニングの季節
画面からはみ出していますが、これで一株。
健気にも、毎年花を咲かせます。
今年も、合わせて8本の花芽が出ました。
暖かくなってくると、庭いじりの季節到来です。
寒い冬は、ついつい、ほったらかし。
暑い夏は、日焼けが嫌で、ついつい、ほったらかし。
草抜きや剪定など、気候の良い時以外はなかなかはかどりません。
が、植物は春になるとちゃんとお花を咲かせてくれます。
しかし、雑草もまた、春になると一雨ごとに成長します。
雑草に負けないよう、しっかりとお手入れしなくてはいけませんね。
♪ 新生活
新生活をスタートされた方が多いのではないでしょうか。
どうぞご無理をなさらず、お身体にお気をつけください。
素晴らしい世界の幕開けとなりますように。
お祈り申し上げます。