ずっと一緒に 東京の彼を追っかけてた大事な友達

もう30年近くの付き合い

その彼女が乳がんにかかった

ぎりぎり初期段階の発見

来月に手術になる

 

彼女は猫派で

去年15年暮らしたにゃんことお別れして

新しくにゃおちゃんっていう子をお迎えした

2歳近い成猫の里親になった

 

にゃおちちゃんは可愛いんだけど

噛み癖が半端なくて

彼女はいつも傷だらけだった

 

時にはあまりに深く嚙まれすぎて

化膿することも

 

にゃおちゃんは社会性を養うときに

病気でケージ生活を余儀なくされたらしく

結局噛み癖は直らなかった

 

それでも可愛くて夫婦二人で思い切り可愛がって暮らしていた

 

そして彼女は主治医に言われる

 

乳がんをどのくらい切るのかはまだ定かではない

検査結果が全部でてからになるのだけど

もしも リンパ節までの切除になるのであれば

腕の傷はもってのほか

 

特に猫の噛み傷は感染力が強いから

猫は手放すように

・・って

 

実は乳がんは多発 していて

リンパ節の切除は可能性が高い

 

納得はできないけど

どうしてもどうしようもなく

にゃおちゃんをボランティアさんにお返しすることになった

 

ボランティアさんは

そういうことならもちろん引き取りますと

自分もにゃおちゃん大好きだから

心配しないでください

・・といってくださった

 

昨日

にゃおちゃんを返しに行くのに車を出した

バタバタと決まったお別れ

行きしなの車ではバスケットの中のにゃおちゃんをずっと撫でてていた

 

いつもならにゃ~にゃ~いうにゃおちゃん

静かに大人しくしている

 

運転しながらにゃおちゃんと目があう

 

なんだか・・ちゃんと感じ取ってるにゃおちゃん

もう彼女に撫でてもらうのは最後ってわかってるような

そんなにゃおちゃんが切なかった

 

君が噛み猫じゃなかったら

なんの問題もないのに

なんで君は噛み猫なんだよ

 

気丈にしてた彼女は

ボランティアさんににゃおちゃんを渡して帰るときは

ずっとずっと泣いていた

 

帰り道の1時間半

涙が止まることはなかった

 

病気と闘うことだけでも大変で辛いのに

気持ちを癒してくれるはずだったにゃおちゃんを手放すなんて

なにも言葉がでなくて

 

黙って運転して帰った

 

願わくば・・

リンパ節を取るような大事にならず

身体が良くなったら

もう一度にゃおちゃんをお迎えできれば

・・一番いいんだけど

 

でも・・

 

にゃおちゃんにはにゃおちゃんの使命があったように思う

 

1年だけでも

彼女のもとにやってきた意味が

 
それがどういう意味なのか
正直わからないけど
 
今はとにかく無事に手術が終わって
元気になってもらわなくては
 
にゃおちゃん
捨てられたなんて思わないよね
 
彼女の優しくて暖かい手の温もり
忘れないでね