やはり10分ほど歩くと、また滝汗が溢れ出て頭が熱くなってきた。
とその時悲劇が起きる。
ハンディファンの充電が切れたと同時に、水筒のお茶がなくなった。
昨日の夜、充電し忘れていたのだ。
それにさっきの売店で水を買えばよかったのに、まだ水筒に残っていると思い買わなかった。
熱中症に怯えているわりに、考えが甘すぎる。
それに日傘だって遮光の強い日傘を新調したのに、汚れたら嫌だなと思い、古い日傘を持ってきてしまった。
この時に、暑すぎる夏を乗り換えるために買ったものは今何ひとつ役立っていない。
途中、古びた遊園地があったので、自販機もあるしロビーで涼もうと思ったが、チケット売り場のおばちゃんに
「チケット買わないと入れないよ」
と鬼なことを言われたため(当たり前と言えば当たり前)、
マジメ子は覚悟を決めた!
あと10分は行きと違って下り坂。
休まず駅まで行こう。
なんとかたどり着いた。
駅併設のクーラーの効いた観光案内所みたいなところに駆け込んだ。
天国だ。
倒れないでたどり着いた。神様ありがとう。
その後、マジメ子は観光案内所のおじさんの格好の餌食となり、マシンガントークを聞かされ駅を後にした。
マジメ子は一体何しに来たんだろう???
と思ったが、
途中下車して、おいしい水まんじゅうを食べたらなんか全てがどうでもよくなった。
友人
「その時たくさん水分取った?」
マジメ子
「いや、その時あんま喉乾いてなくて、水筒も小さかったし、たくさんは飲まなかった」
友人
「熱中症になる人のほとんどが喉乾いてなかったって言うらしいよ!
だから意識的に飲まないとだめって。」
まじか。それだ。
あんなに熱中症のニュースを見て、あんなに対策グッズも取り揃えていたのに、こんな初歩的なミスを犯していたとは。
今年一番の教訓となったのだった。
おまえが言うなであるが、
みなさま、まだまだ暑いので熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
失敗続きのプチひとり旅
完。


