さて、正社員の面接3社全滅だったマジメ子。
たった3社じゃそれは受からないだろう。
それは重々分かっている。
しかし、実はこの時点で失業保険の給付はすでに終了していた。
そう、、マジメ子は大焦り中なのである。
社会保険と家賃の請求は当たり前だが止まってくれない。
もういい。正社員は諦めて派遣社員でいい。
ここで「でいい」と言っているのがポイントだ。
すでに登録していた派遣会社4社ほどのwebデザイナーの求人に片っ端からエントリーした。
エントリーすると営業担当から電話がかかってくる仕組みなのだが、全然かかってこない。
なぜだ?
今までの会社の一般事務の応募の時はすぐにかかってきたのにおかしいなあ。
ずばり社内選考が通らない。
エントリー落ちしているのだ。
すぐさま問い合わせをしたところ、
「web系は派遣ですと、実務経験がないとなかなか難しいんです。即戦力がほしい企業様が多いんです」
チーーーン…
いや、だからある程度できますアピールのポートフォリオも提出したじゃん!
「勉強をした、ポートフォリオがあるだけではやはり経験ある方が優先されてしまうんですね」
ああ、そうですか。
つまりまとめると
正社員
→経験がない人でも雇ってくれる場合もあるが、それは20代が限界。
ポテンシャル採用とはそういうもの。
派遣社員
→年齢は関係ないが実務経験が必須。
よって、アラフォー実務経験なし女の出る幕はどこにもない。
ということだ。
冒頭で派遣社員でいいと上から目線で言ってた自分を殴りたい。
途方に暮れている最中、
まだわたしが希望に満ち溢れていた頃、webデザイナーの勉強始めたんだっ♪って話をした同い年の友人からLINEがきた。
「マジメ子の話聞いて私もwebデザイナーの勉強してみようと思うんだっ!パソコン見積もり中だよん♡」
全速力で止めたのは言うまでもない。
私のせいで彼女の人生を犠牲にしてはいけない。
いや、アラフォー女がwebデザイナーの勉強をするなと言っているのではない。
ただ私の前に現れた現実はこれがすべてだった。
さあこれからどう巻き返そうか。