バーン夢小説<2>
晴「・・・・あ。」
美「・・・・・・。」
気まずい沈黙が流れる。
何を話せばいいか分からなくて、頭をフル回転させるが、
普段テストで活躍してくれない頭が、都合よく回るはずもなく、
むなしい沈黙を破ったのは、晴也ではなくて、美帆だった。
美「・・何か用か」
冷たく突き放すような声。
いつだっただろうか。彼女が、いきなり冷たく接してくるようになったのは・・・。
こちらには、特に何も覚えはない。・・・・とは言えない。
美帆のおやつを勝手に、食べたこと?
美帆の大切にしていたおもちゃを壊してしまったこと?
…しかし、その後、悩んだ後に美帆に謝って、許してもらったし、
第一、もう10年は、前の話である。
・・・・・と。このように、幼馴染というものは、時に不便で、
思い返してみると、そうではないか?あれだろうか?
という思い出話が山ほどででくるものなのである。
*
幼いころは、短めのその髪を下におろしていたのだが、
今はすっかり、長くなっていて、余裕に背中までも届くであろうその髪を、
上のほうで結んでいた。
絹のように滑らかな、柔らかい髪。
その髪に見とれていたことに気が付き、はっとする。
変わったな、とふと思った。
昔は、自分と並んでも、すぐ隣にあった頭が、いつの間にか、
自分の下辺りにあった。
そして強気な、凛とした瞳が、自分をキッとにらんでいるのに気付いて
心の中で苦笑する。
変わってるようで、変わってない。
ただ、変わったのは、自分達の関係。笑い合っていた日々。
別に、そこまで意識していたわけでない。だからこそ、あの「幸せ」だった頃の事を、懐かしく思うのだ。
* <続く・・・・?>

