2022.3/22ほぼ日刊イトイ新聞
今日のダーリンより

印象に残ったところ抜粋
特に良いと思ったところ太字
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いま思うようになったのは、「儀式」がなぜあるのかということです。冠婚葬祭と言いますが、どれも日常とは別の儀式です。その日そのときそれをすることで、「日常を守る」ということなのだろうと思うのです。どれほど悲しいことがあったとしても、そこに閉じこもっていたら日常がうまくいかない(日常って、生きることそのものですからね)。だから、日常を一時停止して儀式をすることによって、それ以外の時間を、「生きる」ことに戻そうとするのかな。別れでも、祝いでも、悲しみでも、ずっと引きずらない。寄せて固めて儀式にするというやり方をしてきたんですね。毎年、3月11日に東北であの時間に黙祷をすることも、そういうことだったなと、あらためて思いました。

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儀式は日常を守るため…か