師匠曰く「経木製の箱が流通していたのは昭和30年代。50年も前ということ」
そんなに古いんだ!とMYマッチBOXから
取り出したのがこちら。
左が経木製(昨年、アンティークショップ「レトロ京都」で入手)。
右が現在のもの(2010年ルオーにて入手)。
住所が違うのは移転したからなのですね。
初代店主は画家だったという“画廊”喫茶ルオーは、昭和27年(1952年)本郷4丁目にて開店。
すごい!確かに59年前ならマッチ箱が経木製なのも納得いきますね‼
そして、昭和55年(1980年)に現在の地、東大正門前の本郷6丁目に移転した。
マッチ箱は移転を機に変わったのかな…
詳しいことは分からないけど
ほぼ昔のままの絵柄を採用していて
今も「喫茶ルオー」があって
こうして思いを馳せられるって
なんか良いなぁ…としみじみ。
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経木製マッチ箱。50年以上前につくられ、もとあった本郷から京都のアンティークショップに置かれるまではどんな旅をしてきたんだろ。
そして、なぜ今自分の手元にあるのか。あと50年経ったら、このマッチ箱は何処へ…
背中が珈琲カップ型にくり抜かれたあの椅子にいつかまた座りたい。
りんご。