大劇場の千秋楽はライブ配信での視聴になります。

 

 

ポスターを見たときの衝撃、今でも覚えています。

先行画像は「ザ・ベルサイユのばら」だったのに

ポスターはピンクの世界でした。

『ベルサイユのばら』、特にフェルゼン編のラストは悲劇です。

愛する人は断頭台の露となるのです。

愛する人の最期を見ることしかできないのだから。

彩風さんにとって、宝塚を目指すきっかけとなった作品であり

宝塚を代表する作品ではあるけれど

トップスターの退団公演と考えると、少しラストが切なすぎる気もしていました。

 

スタートは見たことある『ベルばら』でした。

壮さんのは観劇したけれど遠い記憶の彼方にある程度。

だけど、何となく違いを感じています。

 

皇太子妃時代の出会いから始まり

次の場面ではフランス王妃になっていた。

月日の進み具合が結構早かったです。

 

王宮の女性陣、強い。

まさか『ベルサイユのばら』でアドリブがあるとは。

朝美さん、軽く笑っていた?

セリフの切り返し、大変そうだった。

遊びながらも新旧トップの宣伝を忘れていない。

 

ジャンヌが登場とは意外でした。

原作とは違う結末でしたが、ジャンヌのやったことは原作どおり。

 

『ベルサイユのばら』といえば「今宵一夜」です。

こちらはちゃんとありました。

オスカル(@朝美絢)が可愛く見えたし、アンドレ(@縣千)の手が大きくて包容力を感じた。

場面の展開が早く、暗転したら革命後になっていた。

原作を知らない宝塚ファンはいないと思うけれど、なかなかの切り取り具合です

 

2幕は『ベルサイユのばら』の名場面集でした。

フェルゼン編ならではのは馬車のシーンあり

アンドレの死~バスティーユのシーンもありました。

これをみると「ベルばらを見ている‼」と感じがします。

『オスカルとアンドレ編』に比べるとダイジェスト感はあるけれど…

これくらいがちょうどよくも感じます。

 

『フェルゼン編』といえば、ラストの牢獄のシーンです。

結末は分かっているのに、牢獄のシーンは泣けます。

 

本編の余韻があまりないなかで始まったフィナーレ。

もう少し余韻が欲しいような、サッと気持ちが切り替えられて良かったような…

 

フィナーレが斬新だった。

まず銀橋から始まるのではなくサイドからのラインダンス。

群舞もなかなか長い。

組子で退団者を見送る感じがすごかった。

一本ものなので、フィナーレはそんなに期待していなかったけれど

しっかり退団公演でした。

階段降りもまさかの彩風さん1人で舞台に立つとは思っていなかった。

朝美さんがはけた時はビックリした。

1人で寂しい気がするけれど、これもありかも。

一本もので階段降りが少ないからの演出なんだろうな。

宝塚の歌で降りてくるのも意外でした。

でも、最後は『ベルばら』でした。

 

サヨナラショーは分かる曲と「この曲なんだろう?」という曲がありました。

それでも感動できるのがサヨナラショーです。

 

彩風さん大劇場最後の大階段は袴姿でした

同期からの花は舞羽さんで、雪組カラーのみどりのワンピースでした

 

現役生で残っているのは宙組トップのみ。

まだ自分の中で納得してないので宙組を観劇(配信視聴)はできません。

正直…まだ見る覚悟はできていません。

東京公演での同期生は彼女になるのかな?

 

大劇場公演の千秋楽は、まだ東京が残っているからか

退団者の皆さん、そこまで涙はありませんでした。

ご自身の退団公演で、もう2度と大劇場の舞台に立つことはないから

もっとしんみりしそうな気もしますが

次の東京へ向けて前を見ている姿、毎回…すごいなと思います。

 

東京公演、どうにかチケットを確保できました。

観劇予定は、前半です。

『ベルサイユのばら』を観劇するのは…壮さんのお披露目公演以来です。

漫画やアニメはたくさん見てきたけれど、宝塚版に関してはほぼ素人です。

ライブ配信をみて、観劇が楽しみになりました。

『ベルサイユのばら』といえば…の名場面や新作の場面が見れるので。

あのピンクの場面、きっとアントワネット様とフェルゼン様が1番幸せだった場面。

あのピンクの世界が客席から味わいたいと思います。