星組の『RRR』は観劇できませんでした。

 

 

予想通りのチケット難でした。

こういう時、ライブ配信(中継)があるのは助かります。

 

大劇場公演の千秋楽以来です。

2回目だからか…見る側も慣れた感じがします。

 

『RRR』

イギリス人のインド人に対する仕打ちが2回目でも見ていて辛くなる。

植民地時代は世界史の授業で習っても

芝居ではあるけれど、虐げられている姿を見るのは辛いです。

 

礼さんと暁さんの友情が東京にきて深まったように感じました。

だからこそ、暁さんの裏切りを知ったときの礼さんを思うとしんどい…。

お芝居での救いは、舞空さんです。

彼女の笑顔に救われました…。

あと詩さんが健気すぎる…。

暁さんを信じて、1人故郷の村で暁さんの帰りを待っているなんて。

暁さんからの手紙が届いて、デリーまで出てくるなんて。

 

 

ナートゥ・ナートゥは劇場で見たかった。

画面越しではなくて、客席から手拍子をしたかった…。

この公演での唯一の心残りといったところでしょうか。

 

 

『VIOLWTOPIA』

気付くと始まっているという感じ。

中詰めのベレー帽が可愛いのと客席降りが楽しそう。

舞空さんのスーツ姿と暁さんの女役。

暁さんの女役、月組時代からちょっと好きでした。

 

作品紹介をみると「宝塚110周年の幕開けを盛大にお祝い」と書いてあるけれど

そこまでお祝い感を感じることができなかった。

これは劇場で良さを感じる作品かもしれない。

男役の群舞は近未来的というか、サングラスがSFっぽかった。

星組のダンスは振りが細かい。

ダンスを得意とするトップスターいるけれど、どの組のダンスの系統が被らない。

とりあえず星組は高難度のダンスが多い印象があります。

 

退団者もいた公演だったので、退団者の挨拶がありました。

印象に残ったのか下級生の娘役さんが持っていた花(ブーケ)です。

下級生の娘役さんが退団時に持つ花で多く見られるものは

ピンクや薄紫の可愛らしいものや黄色やオレンジの元気でハツラツとしたものが多いです。

だけど、彼女が持っていたのは白と黒を基調としたモノトーンの花に組カラーの青が入っていました。

その青も鮮やかなものではなく、落ち着いた色合いの青でした。

気になったので彼女のプロフィールを見てみたら、103期生でした。

喪に服すまでは言わないとしても、亡くなった劇団員のことを思っていたのかもしれません。

 

 

次の公演で、舞空さんは卒業。

星組での単独卒業は18年ぶりだそうです。

18年前は湖月わたるさんで、相手役の白羽ゆりさんは雪組へ組替え。

最近は、トップスターが退団してもトップ娘役はそのまま残留ということが多いけれど

18年前は違ったようですね。

それから、安蘭けい・遠野あすか、柚希礼音・夢咲ねね、北翔海莉・妃海風、紅ゆずる・綺妃愛里と

同時就任、同時退団が続いていたのですね。

私が観劇し始めたのは、安蘭けい・遠野あすかコンビ時代なので

星組で単独退団を見届けるのは初めてになります。

 

大劇場公演では、どうしても礼さんメインとなるのだから

最後くらい…単独サヨナラショーで大劇場のセンターに立ってもいいのでは?

舞空さんはかなりの功労者であると思います。

 

ふと思ったら舞空さんをちゃんと意識したのは花組時代でした。

『BEAUTIFUL GARDEN』での柚香さんとのシーンです。

あとは全国ツアーの『メランコリックジゴロ』と『Exciter‼2018』です。

全国ツアーはどちらかと言えば、華さんのほうを一生懸命見ていましたが

当時の花組で推されていた2人が、れいまいと共に全国ツアーに行ったのは意味があったのですね。

華さんは花組トップ娘役となり、舞空さんは星組へ組替えしてから星組トップ娘役に就任。

華さんが思いのほか早く卒業してしまったので

舞空さんの組替えがなかったら、華さんの後任?もあったのかな…なんて思った時もありましたが

礼さんの高速スピンについていけるのは舞空さんあなただけです(結局、ここに戻ります)

 

舞空さんの退団公演は…劇場で観劇できますように‼