思い返してみれば、イベントを主宰することは中学校くらいからの夢でした。ブッキングマネージャーって楽しそうだなあってぼんやり憧れていた時期もありました。

高校に上がり、北浦和KYARAというライブハウスに入り浸るようになってからは、そこで企画を打つことが目先の目標でした。

 

そして、「本気でバンドをやりたい」そういう気持ちについてきてくれた仲間がいました。他の高校生がやっていない、私たちにしかできないやり方で、ライブハウスという素敵な場所で、本気で音楽を奏でたい。

 

そんな話をしたら、KYARAの大人はたくさん協力してくれました。

当時北浦和ではあまりなかった、高校生のコピーバンドと”おとな”のバンドが出演するイベントを開催したい。やりたかったことほとんど全部がかなったのが、最初に企画したイベントでした。

それから半年後くらいにバンドは解散してしまったけれど、やってやれねえことなんてこの世にはない、やりたいと思ったことは実現できるんだ、という気持ちになりました。

 

だって中学の時、授業中一生懸命紙の切れ端に書いていた青写真が実現したんだもん。

 

だけど、実際のところ、やってやれないことはない、というよりは、やってやれないことはないという気持ちにさせてくれただけだったのです。

私の知らないところでとってもたくさん迷惑をかけていたと思うし、私が気づいていない粗相もたくさんあったと思います。それでも私が「私何でもできる」って思えたのは、キャラの人たちのおかげです。そういう気持ちになれるような環境をくれたからです。

 

それに気づいてもなお、「やってやれないことはないんじゃね?」という気持ちでいます。それは「やってみた」の成功体験があるからです。「なんかできた」「楽しかった」というのはそれを続けることの大事な要因だってなんかで読んだんだけど、本当にそう思います。

あの企画の楽しさが、舞台を作りたいって気持ちをもたせてくれた一つの理由でもあるかもしれません。

 

いつかは成功体験をさせてあげられる立場になれたらいいなあ。

 

 

僕は今でもあの頃と全く同じ「やってやれないことはねえ」という気持ちに突き動かされて生きています。今度もきっと、たくさんの仲間やおとなに支えられて、それでも何かを「やる」んだ。

 

 

 

留学きてからいろんなことに感謝が尽きません。KYARA揚げ食いてえ。KYARAで和食食べたいな〜うどんとかなかったっけ?(ない)(和食食べたいだけ)