今日の記事は、なんということもない、私の日常と ふと思い出したことです。

新しい年度が始まりましたが、皆様を取り巻く環境は如何な変化がございましたでしょうか。

わたくしの職場でも、方針とか目標とかが前年度の成果によって変更されると、新しいプロジェクトのスタートと共に余剰資材が発生します。

その中には、実験動物なども含まれているのですけれどね。

で、教授やドクターなどのせんせいがたは、これを買い取って家に持ち帰り、ペットにされている方がいるんです。

実は私もアンゴラうさちゃん狙っていたんですが、「娘がね」という伯父の殺し文句に負けてしまいました。

夜更けに一人マンションで、にゃんこほしー わんこほしー うさちゃんほしー と吠えております。 もっとも犬猫飼えないんですけどね。

春になって、いつも思い出すのは実家で祖父が存命だった頃のこと。

とは言っても家族5人で花見などはした事が無く、庭で祖父、父、母の三人が防具を着けて交代で試合をするのを、弟と縁側から見ていた記憶です。

その頃祖父は80歳前後の筈ですが、上段からの竹刀がスッと母の面や小手に落ちていく感じに見えて、祖父は本当に強いのだと感じたものでした。

父と母が試合う時は竹刀の打ち合う音がそれは激しく鳴り響くのですが、祖父は誰と試合っても剣で剣を払うことをしなかったようです。

払う暇があったら斬れるのだとか。 じゃあ父と母はどうして?と後年、私も竹刀を握るようになってから聞いたことがあります。

母は「それは、それが楽しかったんどす」と。   アー ソウダッタンデスカ それで祖父はいつもにこにこ笑いながら、何も言わずに二人をみていたのだと、納得致しました。

で、「その後お庭でみんなでぶぶ(食事)しましたの、覚えてませんのか?」 へぇ 全ッ然覚えてまへん。 と言うと 「せえのないこやねえ」と笑われてしまいました。

他人の知らない(当人も忘れている)我が家の春でした。