青海林檎です
地熱発電の開発構想は、あちこちでささやかれているのですが、今回、岩木山の南の嶽で、試験掘削が行われることになったようです
岩木山の地熱資源、掘削調査着手(東奥日報 より)
弘前市は19日、岩木山南麓の嶽地域で地熱資源の掘削調査に着手したと発表した。県内では青森市の八甲田北西地域、風間浦村の下風呂地域でも地熱資源の開発構想があるが、掘削調査を行うのは初めて。来年1月末まで調査を行う予定で、地熱発電としての可能性の有無を探る。
調査は16日にスタート。常盤野小・中学校北側の市有地に、高さ17メートルまで組まれたやぐらに掘削機を据え付け、深さ400メートルまで垂直に掘り進める。深さごとの温度の状況や土の成分を調べ、それらのデータから深さ千メートル地点での地熱資源の実用性を推計する。
2012年度、同市と県外4社は掘削せずに地熱資源の位置などを調べる電磁探査事業を実施。嶽地域の地下千～1500メートル周辺に、広い範囲で熱水貯留層の分布が推定される－との結果を得た。今回の調査で発電に活用できる可能性が高いと判断した場合は、来年度以降、深さ千メートルまで掘削する方針。
調査は独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構（JOGMEC）の助成を受けて実施。当初は、現場から北西に約150メートル離れた場所を掘削地点としていたが、植生などへの影響を考慮し、変更した。(本文より)
岩木山の嶽の他にも、八甲田北西、風間浦の下風呂での構想がありますが、どの地域でも共通してるのが、温泉がある事です
地熱発電の構想がある地域は、だいたい温泉が湧いていたりするのですが、掘削や工事によって、温泉資源が失われるのではないか、という意見が、常に出てきます。
個人的は、地熱発電は他のクリーンエネルギーに比べて、安定的に一定量の発電が行えるので、増えていってほしいと思います。
が、温泉資源の確保や保全も、しっかり行われてほしいとも思っています
温泉をなくしてまで、ほしいものではない、という事です。
参考サイト
岩木山の地熱資源、掘削調査着手(東奥日報 より)
