三湖伝説~八郎潟 | 青森の鉛筆

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今日は、昨日の続きで、「三湖伝説」の紹介です。

前回は十和田湖が舞台でしたが、今回は秋田県の八郎潟が舞台です米

三湖伝説:八郎潟
八郎太郎と南祖坊の十和田湖の主をかけた戦いの結果、八郎太郎は十和田湖を南祖坊に奪われてしまう。
湖を追われた八郎太郎は、米代川沿いに逃げ、川を堰止めて湖をつくった。
やっとの思いで安住の地を見つけた八郎太郎であったが、元々そこの土地に住んでいる神々に「よそものが来て、勝手に湖をつくり移り住んだ」と言うことで嫌われてしまいました。
八郎太郎の住んでいた湖は、神の使いである白ねずみによって壊されて、流れてしまいました。
十和田湖を追われ、築いた湖を崩壊されてしまい、やっとの思いで海が近い鹿渡(かど)村へ辿りつきました。
その頃の八郎太郎の心は、すっかり荒んでしまいました。
ある日、川のほとりに住む老夫婦の家を沈めて湖を大きくすることを思いつきました。
明朝一番の鶏が鳴いたら実行することを決心し、八郎太郎は若い人間に姿を変えて、その家を訪れました。
老夫婦は、たいへん八郎太郎を手厚くもてなしました。
今まで心が荒んでいた八郎太郎でしたが、老夫婦の心づかいに心打たれて、良心が芽生えました。
快くもてなしてもらった八郎太郎は、「この老夫婦だけは助けてやろう」と思いました。
夜が明け一番鶏が鳴いた時、八郎はそこに大嵐を起こし、津波を押しよさせました。
老夫婦だけは助けてあげようと、舟に乗せました。
すると舟で逃がしたはずの老婆の悲鳴が聞こえました。
八郎太郎は、嵐に巻き込まれて老父の乗っている舟に乗り遅れた老婆の姿が目に入りました。
とっさに老婆を蹴りあげました。
嵐がやみ、あたりには日が射してきた頃、老婆は八郎潟北西の芦崎へと飛ばされていました。
舟に乗った老父は八郎潟南東の三倉鼻へと無事逃げられた。
こうして、日本で二番目の広さを持つ八郎潟ができ、そこに八郎太郎は主として住み着きました。

冒頭に出てくる「白ねずみ」と言うのは、積もった火山灰が雨によって洪水と化す「シラス洪水」のことを言っているのではないかと言われています。

また、八郎太郎が八郎潟を作る時に起こした津波も、実際にあった津波と考えられています。



参考サイト下矢印

「三湖伝説」




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