皆さん、こんにちは
青海林檎です
昨日は台風が関東に再接近してましたね
だからというわけではありませんが、ここ最近、青森帰省編が続いているので、閑話休題として、歴史(というか、民俗学)の話をしたいと思います。
オシラサマ という神様がいます。
知っている人は知っている「遠野物語」に出てくる神様で、女の病の治癒を祈る神、目の神、子の神、田植え草取り、穀物の刈り入れ等、農耕の守り神と、南部地方の農民から親しまれてきた神様です。
オシラサマというと岩手県が有名なのですが、実は青森県にもオシラサマを祭っている家があり、青海の実家にも、オシラサマが居ます
人によっては、不気味、怖い、と感じる画像が出てきます。一応、小さく掲載しますね
青海実家のオシラサマです
青海の実家のオシラサマは、久渡寺系オシラサマと呼ばれていて、岩手県のオシラサマ(小さい人形)とは違い、1mほどの大きさがあります。
ちなみに、たしか、向かって右が男神、左が女神です。
おそらく、青海が生まれるずっと前から祭られているオシラサマで、青海にとっては当たり前の存在だったので、どの家にも居る神様だと思い、特に疑問に思いませんでした。
つい去年、「そういえばあんまり居ないかも」と思い、母親に聞いたところ、「これはオシラサマだ」と教えられました。
つまり、それまではオシラサマだということすら知らなかったのです
久渡寺系オシラサマは、年に1度、弘前市の久渡寺に集まり、「オシラアソバセ(または、大白羅講)」という供養の祭りを行うそうですが、青海の記憶する限り、1度も大白羅講には行ってません。
弘前は遠いので、おじいちゃん・おばあちゃんの代には、滅多にいけない場所でしたし、行かないうちに、大白羅講の風習は、青海の家では、廃れてしまったかもしれません。
とはいえ、祭ることそのものを忘れたわけではなく、日本酒は常に供えられてますし(青海父がよく飲んでます…)、今まで青海家を守ってくださっているので、これからも大切にしていきたい神様です
参考サイト
おしら様 (Wikipedia オシラサマについて、ざっと書かれてます)
遠野物語 (Wikipedia 柳田國男著、民俗学の先駆的書物と言われてます)
久渡寺/青森県弘前市
(珍寺大道場 いわゆる「B級スポット」紹介ホームページですが、ナマで見た「オシラアソバセ」について、詳しく紹介されています。他にも、津軽の「化粧地蔵」
や「川倉賽の河原地蔵尊」
など、津軽のディープスポットについての紹介があります)
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