皆さん、こんにちは
今日は、歴史の話です。
江戸時代に入り、幕藩体制が敷かれたわけですが、それまでの武士は藩士となり、それぞれ役職が与えられました。
そのうちの1つに、馬廻 というものがありました
戦国時代からあった役職で、戦時は大将の馬のそばに侍って、護衛・命令伝達を行い、平時においても、大名の護衛や事務取次ぎなどを行っている、重要な仕事でした。
そんな馬廻のなかに、「追手番」という役職が、弘前藩には会ったそうです。
…そうです、というのは、詳しい情報が書かれた資料が、残念ながら見つからなかったためです
ひょっとしたら、架空の役職かもしれません
この追手番、どのような仕事をしていたかというと、弘前藩外に逃げた犯罪者の追跡・処罰(実質、切捨御免 )を、行っていたようなのです。
当時の藩は、現在の県とは全く異なり、独立性の非常に高い行政を行っていました。
藩独自の貨幣の発行は言うに及ばず、藩内に布かれていた法律も、独自のものでした。
そのため、いったん犯罪者が他藩に逃げ込むと、なかなか追尾できないことがあったようです。
そのため、他藩に逃げた犯罪者を処罰できる、特別な権限を持っている追手番が、作られたそうです。
青海が、この追手番の存在を始めて知ったのは、某時代劇漫画雑誌に掲載されていた「追手番、疾る!」という漫画を読んだからです
たしか、幕末のころの弘前藩のお家騒動話だったような…。
紹介したいのですが、なぜか見つからず…どうやら、発刊されてもいないようです
手に汗握る、スピーディーですごく面白い話なんですがねぇ
参考サイト
馬廻 (Wikipedia より)
切捨御免 (Wikipedia より)