昔、結婚するまえは、精神科病棟に入退院を繰り返していた。

ある病棟に入院して間もない時、お風呂に入ろうと、風呂桶と着替えを持ってお風呂場へ。

私の入院していたところでは、月曜日の午前は男性、月曜日の午後は女性…という感じで風呂の時間が決められていた。
 
私はそれをよく間違えることがあったので、よーく確認してから風呂場へ行くのだけど。

ある時、私より早くお風呂場にきていた方がいた。

身長が高く、がっしり体型。

髪型もショートカット。

顔をみたけど失礼ながら男性なのか女性なのかわからず。

お風呂場の鍵は時間キッチリにならないと開けてもらえない。

悩んだ。

この方は男性?

私がまた風呂の時間を間違えてる?

そうこうしていると看護師さんがやってきた、鍵を持って。

でもその状態でも不安はぬぐえず。

もし私が風呂の時間を間違えていたら、看護師さんもいってくれるよね?

ドキドキしながら鍵があいた。

少し遅れて入ったわたし。

その大柄な方がTシャツを脱いだ。

あ!ブラをしている!

良かった~!

そして私も安心して風呂に入った。