娘が幼稚園の時のはなし。

ママ友にMちゃんという方がいました。

そのMちゃんの子供はとても活発。

うちの娘は大人しかったため、Mちゃんの子とは仲良しではなく。

親同志、気が合ったのでよくしゃべっていました。

そんなMちゃん、担任の先生によく言われていたこと。

おたくの○○ちゃんが、どこそこの子を叩いてしまったので、その子のお母さんに謝っておいてください。

Mちゃんは、はい…と言いながらも、その子のお母さんが誰かわからない…

先生に聞きに行って、相手のお母さんにすみませんでしたと謝っていた。

それが一回や二回ではなく。

Mちゃんによると、うちの子も、だれそれに叩かれたってよく言ってるけど、私は謝ってもらったこと一度もないよ。

しょんぼりとして話すMちゃんがかわいそうだった。

子供同志のケンカ…。

どういういきさつがあったのかもわからない。

せめて相手に謝りに行くときに先生がついていくべきでは?

私はずっとモヤモヤした気持ちでいた。

そしてMちゃんはあまりにも突然に病気であの世へ逝ってしまった。

Mちゃんのご遺体に会いに行ったとき、お子さんは最初、なんでお母さん動かないの?と言っていた。

そしてなきはじめた。

私もこらえきれず泣いた。

Mちゃん、お子さんがまだ小さいのに、お子さんをのこしてあの世へ逝くのは心残りだろうな…。

辛すぎるね。

私の頭の中には謝っているMちゃんの姿がいつまでものこっている。