えびすの湯 一休 (兵庫県 西宮市)~2014おおみそか特番・アベノミクスのもたらしたもの(後編 | 燐夢☆太郎の「スーパー銭湯へ行こう!」

~後編~

「スーパー銭湯」が消費者の支持を勝ち得た理由。やはり「価格」だと
一重に思う訳でありますが、その「価格」を支えた要因はヤハリ昭和の
「日帰り温泉」のイノヴェイター達の失敗を改善したことだと思うのです。
その改善とは?それは御客様の「癒し」に集中したサービスだったと
思うわけです。レジャーの要素をアレモコレも押し込んだ昭和の日帰り
温泉巨大レジャー施設に対してスーパー銭湯は客単価を下げてでも
施設をグッとスリムに絞り込んだ上、消費者のニーズの中でも重要と
思われる部分に経営資源を集中させたことが成功の要因だと思うわけ
であります。では、その重要な部分とは?やはり「天然温泉」でしょう。
加えて「露天風呂」だと思うのです。
消費者が理想とする御風呂=「天然温泉」「露天風呂」、これらを安価
で安易に安心して楽しめる。これこそがスーパー銭湯だと思うのです。
全国各地でスーパー銭湯が産声を上げるなか、このスーパー銭湯の
業態を全国展開で推し進める企業が出てきました。
その一つが極楽湯チェーンです。1996年にフランチャイズ店1号店を
開店させた後はイケイケドンドンで出店を推し進めました。
弊ブログにおいても吹田店、茨木店、堺泉北店と御紹介しております。
極楽湯 吹田店 http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-10632549269.html
極楽湯 茨城店 http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11581706481.html
極楽湯 堺泉北店 http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11581713258.html
極楽湯チェーンは店舗により天然温泉利用でない店舗もあるようです
が、イズレモ極上の癒しを持つ御風呂をリーズナブルな料金で楽しめる
温浴施設として消費者のニーズをシッカリとツカミ、営業中であります。
そして極楽湯チェーンの全国展開とホボ同時期に全国展開を推し進め
勝ち組への名乗りを上げた企業がありました。それが「やまとの湯」を
運営およびフランチャイズ展開していた大和システム株式会社でした。
大和システム株式会社は平成17年に株式上場を果たしますが、その
わずか5年後の平成22年には上場廃止となり、さらには民事再生法を
申請します。そして平成23年には温浴事業を他社に継承、やまとの湯
運営会社であった株式会社やまとの湯の事業も譲渡するのです。
追い討ちをかけるように平成24年には会社清算する旨の再生計画の
認可を受けるのです。(引用・出典 ウィキペディア 大和システム)
スーパー銭湯の時代の大波が訪れて、消費者の安価志向をガッツリと
ツカンデいくなかで、一方、その波に押し流された「日帰り温泉」の真の
イノヴェイターたち。関西日帰り温浴施設の「草分け」とも称された、あの
箕面温泉スパーガーデンも時代を同じくして、平成22年に民事再生法の
申請および適用を受けたのです。
それは「アベノミクス」によってもたらされた「両極の層」、昭和の時代
バブル崩壊を勝ち抜いた「勝ち組」をサラにもう一度フルイに掛け、さら
なる「勝ち組」と「負け組」を作り出したということなのでしょう。
今一度申し上げます。弱肉強食が世の常ならば、捨てる神あれば拾う
神あり、もまたこの世のサガなのであります。
箕面温泉スパーガーデンの民事再生法による再生計画のスポンサー
として名乗りを上げた企業がありました。あの大江戸温泉物語グループ
でした。運命とは本当に奇なるものです。消費者の安価志向のニーズ
をガッツリとツカミ、再生手腕による旧勝ち組の施設たちを復活させて
きた大江戸温泉物語グループにより、旧・箕面温泉スパーガーデンは
平成25年10月に「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」として
再出発を果たしたのです。よろしければ、弊ブログで御紹介いたしました
「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」を御参照下さいませ。
http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11733854829.html
http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11733861595.html
http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11733866014.html
そして他方、スーパー銭湯ブーム立役者の一人であった「やまとの湯」
は平成23年に事業継承、事業譲渡を受けた企業「株式会社湯快生活」
により体制も新たに運営されていたのですが、平成26年までに突如と
して全国の「やまとの湯」チェーン店を閉鎖しました。
その閉店原因を調べていたところ、蕨市議の保谷武先生のブログにて
その原因と思われる記事を見つけました。以下引用。
『やまとの湯チェーンの運営会社である湯快生活㈱の親会社である
㈱八丁堀投資(旧:㈱スピードパートナーズ)が、2014年5月13日付け
で経営破綻していました。~中略~読売 2014年5月10日記事:スーパー
銭湯入湯税滞納、「源泉権」差し押さえ
この記事によると、2012年から広島県府中町では湯快生活㈱の入湯
税の滞納が始まっていたとのことです。既にこの頃から、グループ内の
優良企業から不良企業への資金の融通が行われていたようです。』
(出典・引用・参考文献: 蕨市議 ほやたけし先生のブログより)
  http://www.hoyatakeshi.com/%E3%80%90%E8%95%A8%E5%B8%82%E9%8C%A6%E7%94%BA%E3%80%91%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%B9%AF%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%B3%E5%BA%97-%E5%85%AB%E4%B8%81%E5%A0%80%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%80%92%E7%94%A3/

上記は埼玉県蕨市にあった「やまとの湯 わらび店」に関して書かれた
記事なのですが、2014年には関西の「やまとの湯」各店の公式サイト
にて閉店の旨のお知らせが次々と掲載されていきました。
デフレスパイラルの日本に一時代を築いたスーパー銭湯「やまとの湯」
ですが、勝ち組企業は「失われた10年」が更に「失われた20年」という
声も聞こえはじめた2014年、もう一度、企業闘争のフルイに掛けられた
のです。もう何度も弱肉強食と申しておりますが、今一度、申します!
捨てる神あれば、拾う神ありもこの世のサガなのです。
関西のやまとの湯に関して、2013年、大阪に本社を置く不動産ファンド
などを本業とした大手企業の運営により「やまとの湯 伏見店」は新たに
「玉光の湯 ひじりのねの湯 伏見店」としてリニューアルオープンします。
そして、2014年には滋賀県の「守山天然温泉 ほたるの湯」を運営する
パチンコ遊技場をはじめ、他業種に事業を展開する京都の大手企業に
より、「やまとの湯 壬生店」は「天然温泉 壬生温泉『はなの湯』」として
リニューアルオープン。そうして、「やまとの湯 今津店」は「街の湯治場
上方温泉 一休」「上方温泉 一休 京都本館」を運営する企業によって
「えびすの湯 湯匠 一休」として待望のリニューアルオープンを果たすの
であります。幾多の紆余曲折を経て誕生した新たなる温浴施設の復活
を祝して!イヤイヤ、長ーーーーぃ前説をココまで読んでいただいた方

には拍手をお送りします!「オツカレ!」であります。

では、これより「えびすの湯 湯匠 一休」を御紹介したいと思います!
実は「やまとの湯 今津店」は弊ブログにおいても既に御紹介済みなの
でありまして、重複する部分もございますが、宜しければコチラも御覧
いただければと思います。(やまとの湯 今津店)
http://ameblo.jp/ringmutaro/entry-11016253056.html
さて国道2号線を西へと向かい、某女子大角の交差点を左折していくと
鳴尾浜エリアに入ります。そうすると企業の倉庫などの事業所そうして
商業施設などが立ち並ぶ街並が見えます。しかしながら住居もチラホラ
とある、そんな場所に「えびすの湯 湯匠 一休」はあるのです。
すると以前の旧やまとの湯 今津店とマッタク同じ場所にありました。
建屋壁面には紺に白く書き抜かれた字で「えびすの湯 湯匠 一休」と
大きな看板がありました。同敷地内には以前と同じように飲食店やら
ファストファッションチェーン店があります。そうして館内に入ると、館内
もホボ以前と同じでした。目に付いたのは御食事処のランプが真っ赤な
提燈のようなライティングになっていたことでしょうか。
休憩所などもホボ同じでしたが、以前あった喫煙所はなくなってました。
マッサージ処も同じテイストで、同じ場所にあります。
券売機でチケットを買い、フロントに行って下駄箱の鍵を差し出すと、
店員さんに「そのままお持ち下さい」との旨を言われました。
以前は下駄箱の鍵と脱衣所のロッカーキーと交換だったような感じが
します。聞くと脱衣所ロッカーは100円リターン式で空いてる場所を、との
ことでした。ここにも変化はあります。
そうして、大浴場へ向います。以前は再入浴可だったのかどうか記憶が
曖昧なのですが、えびすの湯 湯匠 一休はオープン当初は再入浴不可
でしたが、御食事処やマッサージ処などの付帯設備を利用する御客様
に限り、再入浴可となっていました。この再入浴に関しては、また変更
となる場合もあろうかと思いますので、公式ホームページ、もしくは現地
にて御確認をお願いいたします。
そうして、脱衣所で服を脱いで浴室へ。ここで気がついたことですが、
良く清掃されていました。何度も従業員の方が清掃に訪れていたこと
が印象的でした。以前のやまとの湯 今津店ではソンナに頻繁に清掃
されていなかったような気がします。また従業員の皆さんの御客様への
御挨拶もシッカリとされていて心地よい感じがしました。やはり客商売!
ですからね。そして浴室へ。湯船やら御風呂の配置は旧やまとの湯と
マッタク同じであります。しかしながら、御湯は天然温泉利用が無くなり
すべての御湯が、イワユル沸かし湯になっていました。
浴室入口真正面には高濃度人工炭酸泉の湯船があります。えびすの
湯一休の公式サイトの見出しには【高濃度炭酸泉のお湯屋】とあって
この湯船が天然温泉に代わる、えびすの湯一休の新たな名物の御湯
であろうことがウカガエます。では、その御湯のインプレッションです。
掛け湯をし、ソロリと足を御湯に付けると炭酸泉のジワ~ッとして独特
の湯触りが来ます。そうしてドップリと御湯に身をユダネルと、ジワ~
ジワ~とハッキリと感じる刺激があります。これは人ソレゾレだと思い
ますが。御湯の温度はヌルメに設定されていて、ジックリと御湯を楽し
むにはチョウド良いですね。その隣のバイブラバス、立ち姿勢で浸かる
ジェットバスへと。えびすの湯一休ではバイブラバスもヒックルメテ、総
じてジェットバスと呼んでいるようです。以前は深風呂と呼ばれていた
立ち姿勢でのジェットバスに浸かります。すると、ホンノ~リと柑橘類の
香りが漂っています。えびすの湯一休へ訪問した日は暦で言う、冬至
の前日の日曜日、2014年12月21日でありました。そのため、ゆず湯が
露天風呂に奢られていたのでした。館内には冬至イベントの掲示など
ナサレテいたのですが、よくアリガチな入浴剤を使用した御湯なのかと
思っていて、特に気に留めてなかったのです。
そうしてジェットバスの後ろを振り向いて見ると、ガラス越しの露天風呂
の岩風呂に黄色いボールのようなモノがタクサン浮かんでいます。
何か?と思って岩風呂に行くと、そこには御湯一面に柚子がプカプカと
浮かんでいました。そうです、柑橘類の柚子なのです。
入浴剤ではない、天然の柚子の香りが御湯一杯に広がっています。
岩風呂に浸かり、その柚子を一つ手に取って、もう片方の手で御湯を
サラサラとすくい上げると身体がポカポカとアッタマッテいくのを感じる
のです。御湯は熱めで、柚子湯の効果も一層増したような感じです。
そうして、周りを見渡すと冬休み前の小学生たち。日本の冬の風習、
冬至の柚子湯は初めてだったのでしょうか、プカプカ浮かんだ柚子に
驚きながらも楽しそうです。古き良き昭和の時代には冬の風物詩だった
柚子湯をユッタリと楽しむ御老人。皆さん思い思いに柚子湯を楽しんで
います。その光景をニッコリと笑顔で見つめる人がいました。御湯の
定期検査用のシリンダーを手にした従業員の方でした。
「自家源泉による天然温泉」を全面に押し出した旧やまとの湯 今津店
の時代に比べると天然温泉でないことが物足りない!という皆さんも
居られるのかもしれません。しかしながら、やまとの湯時代に訪問した
印象では天然温泉を維持するため、肝心の天然温泉だけでなく沸かし
湯もカルキ臭がカナリあったこと、その天然温泉を目当てに利用客で
常に満員で、落ち着いて御湯を楽しめなかったこと…
それらのことを思い返せば、西宮の灘の名水「宮水」による御湯は常に
キレイな御湯と見受けられましたし、天然温泉だった時代よりカルキ臭
は気にならなかったですし、ムシロ現在の「えびすの湯 一休」のほうが
安心して御風呂を楽しめたのです。天然温泉という看板を外したことで
館内の清掃や従業員の接客、シャンプーやリンス、ボディソープなどの
アメニティも向上したような感じを受けたのです。
アベノミクスやら勝ち組負け組みの企業闘争やら、弱肉強食やら…
本当にセチガライ世の中でありますが、えびすの湯の一休の柚子湯は
ほんの一瞬でもホッさせてくれる良い御湯加減でしたよ。
なお、スーパー銭湯度は☆2つですが、これはリニューアルオープン
するのであれば、新たなスーパー銭湯としてもうひと工夫付加価値を
付けた設備投資をして欲しかった、という点でこの評価となりました!
アシカラズ、アシカラズ…

<御気軽度☆☆☆>
近隣の西宮市内にあるスーパー銭湯業態の温浴施設では最安値では
ないでしょうか。施設利用料が大人料金で平日750円土・日・祝850円
となっています。その他の施設利用料はえびすの湯一休の公式サイト
で必ず御確認をお願いいたします。また回数券も販売されています。
えびすの湯一休公式サイトでは11回分で7500円で土日祝も利用可
とのことです。また変更もあるかもしれません、えびすの湯一休の公式
サイトにて御確認の上、御利用をお願いいたします。

<レジャー施設度☆☆☆>
御食事処の「福福食堂」やリラクゼーション処もアカスリ・エステ・ボディ
/フットマッサージ・理容店など一通り揃っているようです。でも、やはり
メインは御風呂なのでしょうけど。

<えびすの湯 湯匠 一休>
http://imazu19.jp

出典および引用、参考文献・サイトの御紹介
○ウィキペディア※文章内参照
○埼玉県蕨市 市議会議員保谷 武先生のブログ
「蕨市議 ほやたけし(保谷武)です。」より【蕨市錦町】やまとの湯わらび店/
八丁堀投資倒産/(2014/5/23投稿記事)
http://www.hoyatakeshi.com/%E3%80%90%E8%95%A8%E5%B8%82%E9%8C%A6%E7%94%BA%E3%80%91%E3%82%84%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%81%AE%E6%B9%AF%E3%82%8F%E3%82%89%E3%81%B3%E5%BA%97-%E5%85%AB%E4%B8%81%E5%A0%80%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%80%92%E7%94%A3/

○まっぷる日帰り温泉 関西2014年版