こんにちは♪
平川浩之です♪
八ヶ岳・原村で
リングリンクを運営しつつ
理想的な生き方、世界を
研究しています♪
こちらのブログでも
八ヶ岳・原村のご紹介
活動内容・研究内容を
ご紹介しております♪
~~~~~~
日本には
森林再生のプロフェショナルが
ふたりいます。
矢野 智徳さん
高田 宏臣さん
です。
今回は、
矢野 智徳さんが
環境再生の最前線で
活躍されている様子を撮った
ドキュメンタリー動画「杜人」を
鑑賞して気付いたことを
書き留めました♪
◆土砂崩れの根本原因は?
土砂崩れが起きると
集中豪雨がその原因と
されがちです。。。
実はその奥にぼくたちが
知らない根本原因があったのです!
誰もが知っている
ダム、砂防ダムが
土砂崩れの根本的な原因でした!
どういうことかというと
ダム、砂防ダムにより
水が堰き止められることで
ダムの地下にも行き場のない
大量の水が滞っているのです!
ダム、砂防ダムの地下に
大量の水が滞っている
ことにより
今度はダムに近い所の
森林の土壌と根っこにある
水が流れにくくなり
水が過剰に存在することで
土壌がスポンジ状に
不安定な状態になるのです!
そのスポンジ状の土壌は
実はダム、砂防ダム近くの
森林だけでなく
山の上の方まで広がって
いるのです!
超大量の水を吸い込んでいる
巨大なスポンジが
山肌を覆っている状態を
イメージすると
山の上の方まで
森林の土壌に過剰な水が
滞っている現象が
イメージしやすいかも
知れません。
スポンジ状の土壌の森林に
集中豪雨が来ることで
スポンジ状の表面の一部が
決壊すると、そこから一気に
大きな崩壊が始まるのです。
この物理現象は
矢野さんではなく
地質学者が説明していましたので
説得力がありますよね!
ぼくたちが貯水や
災害対策のために
良かれと思っていた
ダム、砂防ダムが
まさか土砂崩れの
根本原因だったとは
驚きです!
ダム、砂防ダムを建築する
際には、地下に水が
滞らない工夫(水の抜け道)が
必要とのことです!
◆コンクリート、アスファルトの弊害
地表と地下に埋まっている
コンクリートとアスファルトは
ぼくたちの生活を便利に
快適にしてくれています。
一方で
地下の水が行き場を失い
滞っている場所が
至る所にあるようです。
映画の中でも
大きな穴を掘った時に
雨水が地下に浸透せず
雨水の大きな池が出来て
いました。
通常だと
雨水は地下に浸透したり
地下水となって流れる為
貯まらないのだそうです。
そして
矢野さんチームが
その水が滞っている場所から
土地が低い方の地下を
掘り下げていって
穴の開いたホースを
地下に埋めることで
水が溜まらない
正常な土地となっていました。
地下に水が滞っている現象が
起きている場所だと
木は弱り、枯れていきます。
先程のダム、砂防ダムの
事例のように
地下の状態はとても脆弱で
良い環境ではありません。
そんな場所の上には
住みたくないですよね!
建物を建築したり
道路を作ったりすると
地下にはほぼ必ず
コンクリートの壁が出来て
しまいます。
建物、道路、
ダム、砂防ダムを
建築する時には
水の抜け道を
作っておかないと
大なり小なり
同じ現象が起きるのです。。。
◆道路脇のU字溝にも対策を!
他にもたくさんの
エピソードがありました。
例えば、道路の脇にある
小さなU字溝さえも
地下の水と空気の流れを
遮断していて
それが周囲の木の状態、
土壌の状態を
悪化させているのです。
ですので、矢野さんチームが
U字溝に沢山の穴を
開けていました。
◆感じたこと
ぼくたちは
便利だ、快適だ、安全だと
思って使用している
コンクリート、アスファルトが
自然環境をここまで
不自然な状態にしているとは
驚きました!
自然は不自然な物を破壊して
自然に戻していく作用が
働いているようです。
一旦、建築物を作った後
地下に水の通り道を作るのは
とてつもない労力が
必要ですので
現実的ではありません。
全ての建物、構築物、道路を
造る前に、建設方法を変える、
地下に水が抜けていくパイプを
埋設しておくなど
十分な対策が必要だと
感じました。
機会がありましたら
是非映画「杜人」を
ご覧いただきたいと
思います。
環境に対する意識が
高い方だけでなく
建築土木の関係者
自治体の関係者には
全員観ていただきたいですね!
⭐️映画の内容はこちら⭐️
⭐️facebookグループページ⭐️
https://m.facebook.com/moribito.movie/
<関連ブログ>
◆環境問題「人が住める地球を残す」
今日も投稿をご覧いただき、ありがとうございました。