またもや、返却期限とのたたかいになりそうな予感。

資料の中身はいたるところに死者の山。

寝転んでは、読む気になれず、

コーヒーを飲みながら、は読む気になれず、

電車の中ではちょっと開くのがはばかられる。

つみあげた本はいっこうに減らない。


精神的にバランスをとるべく、

ひさびさに歌の師匠の門をたたく。

この人のまわりはいつもプラスのオーラがあるもんだから。

現実の痛みを帳消しにする、幸福感あふれるプッチーニのメロディ。


けど、アウシュヴィッツの「死の天使」も、

プッチーニを口ずさみながら、死を選別していた。

やはり、精神的なバランスをとるために・・・?

それとも、心の一部が麻痺しているために・・・?

あるいは、彼の中には生の喜びと死は拮抗するものではなかったのか・・・?


「My Father」はメンゲレ博士の息子が、潜伏している父親に会いに行く話だ。

博士の哲学は、息子の糾弾にまったくひるむことがない。


ものをつきつめたがる、「哲学の国、ドイツ」が、ちょっと嫌になる。