お宝運び

協力プログラムの続き

今回は忍者修行③「お宝運び」



忍者修行を提案した経緯については、こちら↓↓↓




設定としては、敵から取り戻したお宝を2人で協力して運び出すというもの。



やり方は、いわゆる風船運びです。

バスタオルくらいの布の四隅を2人で持ちます。布の上に風船を乗せ、落とさないようにゴールまで運ぶ、というのがオーソドックスなやりかた。






事業所に提案したのは、そのバリエーションや段階付けです。

いくつかのバリエーションを組み合わせると、より面白い設定が組むことが出来ます。


段階付け:そのお子さんの発達段階や認知特性に合わせて、細かく課題の難易度や方法を調整すること



 バリエーション①「乗せるものを変える」

乗せるものを風船以外のものにする方法


大きさや重さ

大きく重くなれば、安定はするけど、運ぶのに力がいります。小さく軽くすると力はいらないけど、形によっては落としやすなります。


形や素材

転がりにくいように、例えば箱型のものにすると難易度は下がります。球形に近いと難易度が上がります。運ぶものとの摩擦が大きい素材だと滑らなくなるので難易度は下がります。


風船は実は結構難易度が高いです。運ぶ道具が布なら、ボールにするだけで難易度は結構下がります。さらに下げるなら、ぬいぐるみなんかが形や素材としてもオススメです。


数や量

一度になるべくたくさんのボールを運び、運んだボールの数を競う、なんてのも面白いです。

大きめのソフトブロックをいくつか積み上げて、崩さないように運ぶというのもいいかもしれません。





 バリエーション②運ぶ道具を変える

運ぶ道具を布以外の物に変える方法


フラフープと布

布は乗せたものを柔らかく包み込んでくれるので運びやすいけど、運ぶ時に落ちないように子供たちが袋や風呂敷みたいにくるんで運んでしまうこともあります。

それを防ぐためには、例えばフラフープに布を張るといいかもしれません。フープが枠になって形が保たれるので、包んでしまうことを防ぐことができます。


転がる物なら慎重に水平を保たないと運べなくなります。

一方、上記のブロックを重ねた物など、形が崩れやすいものなら板の方が運びやすくなります。



樋(とい)

雨樋みたいな、円筒を半分に切った形ですね。樋の両端から玉が落ちないような水平を保つ必要があります。運ぶ物は球形に限られるけど。





棒とかご

時代劇のカゴ風。おそらく経験したことのない、担ぐ、という運び方ができます。時代感も出て、結構面白いです。





 バリエーション③運ぶ道を変える


通路

テープでクネクネ道やカクカク道を作って、そこから外れないように歩くだけでも、結構難しくなります。


テーブルとか台を使って細い道を作り、子ども達が縦並びにならなければいけない設定にすると、自然と後ろ歩きを経験することができます。





2人にそれぞれに通る道を作るというのもいいです。平均台を2本用意してそれぞれに乗るとか。2本の幅が段々広くなるとか、狭くなるとかすると荷物を持つ場所とか、姿勢を調整する必要が出てきます。






障害物

ゴールまでの道のりに、台を置いたりロープを張ったりすると、運びながら「跨ぐ」とか「くぐる」といった動きを入れることもできます。


台を組み合わせて、2本の凸凹道を用意して、場所によって一方の道は高く、一方の道は低くなるようにすると、台の高さに合わせてそれぞれが荷物を持つ高さを調整することが必要になってきます。




▲こんなふうに凸凹道を作ると…


▲高さの調整が必要になる




 目的と効果

他者と一緒に一つのものを扱うために協力が必要となるプログラム

言語ではなく、相手の体の動きを手掛かりに自分の動きや行動を調整する力に繋がる

設定にもよるけど、環境や扱う物によって最適な体の使い方を考える「運動を計画する力」が必要


☆他児とのコミュニケーション

☆運動の計画





次回は忍者修行プログラム④「変化の術」

それではまた!